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#146 Shori side ページ26

今日は聡もバイトだし、流石にこんなところで、聡の知り合いと会わないだろうって事で、


このショッピングモールに決めた。






2人の初デート楽しもう。



着いてすぐに入った店で センターのローテーブルの上に並べてあった

革製のカードケースが目に入ってきた。






今まで バイト先まで自転車で行ける距離に住んでいた俺は、電車に乗る機会もなく、大学生になって地下鉄を使うようになった。



今までの定期入れは、もうボロボロ。


とりあえず地下鉄のICカードは財布に入れていた。







カードケースあったら便利かな……。







手に取り、見てみる。







『それは 聡っぽくないね笑』







当たり前。



俺用に見てたんだもん笑








っていちいち説明するのも面倒くさい。








勝「うん、高いし笑」




『え?そうなの??見せて』







値札を覗き込みながら




『高っ!!』






って言うから




勝「声でかいでーす笑」




すかさず指摘すると



『ごめん笑』




なんて 肩をすぼめながら バツが悪そうに笑う仕草も 堪らなく可愛いと思えてしまう。









すぐにその店から退散し、ぷらぷらしていると









『あ!』



流石、聡の彼女してただけあるわ。




あるショップに 迷わず入って行こうとするA









『このブランド、聡好きなんだよ』







知ってるよ。



俺だって あいつと何年も付き合ってるんだもん。









『何が良いかな〜??』





真剣な眼差しで、聡好みのプレゼントを選び始めたAに、


チョットだけ嫉妬心が湧いてしまった。







まだ聡の事 好きだったりして。









Aをフライングで抱いて満足してた筈なのに、聡とAの付き合いを垣間見たみたいで、

そんな風に思ってしまう 自分が嫌になる









『これ……聡に 似合いそう……』









そう呟いて、A手にしていたのは、そこのブランドロゴが入った 黒いキャップだった。








それ聡好きそうだよな。







自分の中に生まれた嫉妬心をAに悟られないように。精一杯平静を装いながら




勝「それにする?値段も手頃だし?笑」









ちょっと茶化して言う俺。

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Puuu.(プロフ) - あやさん» すっごく嬉しいです!!ありがとうございます(´;ω;`) (2018年3月15日 5時) (レス) id: 30daf6edb8 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 内容な→ないような (2018年3月14日 23時) (レス) id: 51c26bd1a7 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 今までに読んだことの内容なお話で本当にこの作品の大ファンになりました! (2018年3月14日 23時) (レス) id: 51c26bd1a7 (このIDを非表示/違反報告)
piyopiyoppp0317(プロフ) - まあストレートにいってもおもしろくないですが、聡ちゃんが悪いからしょうがないです。笑 (2018年3月10日 1時) (レス) id: 9319dd29f1 (このIDを非表示/違反報告)
Puuu.(プロフ) - piyopiyoppp0317さん» 書いた本人が言うことじゃないかもしれませんが、辛いですよね。 (2018年3月10日 0時) (レス) id: 30daf6edb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Puuu. | 作成日時:2018年3月7日 12時

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