Sugar Rush５[Shori.S]

#132 ページ12

聡のことはちゃんとしなきゃ。






勝「……待つよ」




待ってくれる勝利くんに 応えなきゃ。






『ワンピース ありがとう。今度 着て行くね///』




勝「うん、楽しみにしてる。」




『うん///』









そして、勝利くんは帰っていった




はあ、、


想い通じちゃった///





去ってゆく 勝利くんの後ろ姿を見ながら 幸せを噛み締めた。









.









家に入り、開いた携帯で現実に引き戻される。




聡から来たLINEを見た瞬間


さっきまでの幸せな気分は全て消え去り


とてつもない 罪悪感が押し寄せて来る。








聡お疲れ!!忙しいのは良いことじゃん笑


聡ねえ、僕いつまで 待てば良いい?


聡僕の誕生日は会ってくれる?


聡ねえ、そろそろ 声聞きたい。


聡LINEだけじゃ A不足だよ。









まだ1週間も経ってないのに、こんなに私を求める聡に胸が痛くなった。





ほんとに、聡と別れられるのかな？

そんな不安に押しつぶされそうになる。







あ……そっか…聡もうすぐ 誕生日だね。
(実際の誕生日とは異なります)




誕生日前に終わりにするのは可哀想だよ。




誕生日はお祝いしてあげたい。



せめてもの償い。








それで ちゃんと話そう。



勝利くんを好きな気持ちは消せないから。





やっぱり こんな想いのまま聡と付き合い続けるなんて無理だよ。









いつまでもこの状態じゃいられない。


私は、聡との関係を終わりにする為に動き出した。







聡に、"電話する？"


って、返信してから すぐに電話が来た






コール2回、リビングを出て 部屋に戻りながら電話に出る。






聡〈あー！！やっと声聞けた！！！嬉しい！！！〉




そんなに喜ばないで。



私、聡に酷いことしてるんだよ？




胸がキリキリと痛み 苦しくなる。






《……うん……ごめんね》



聡〈何で謝るの！僕が悪いんだよ？もう 戻れるよね？？〉




《……えっと…聡の誕生日は 2人でお祝いしよ》





本当に


ごめんなさい。

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