Sugar Rush３[Shori.S] (ページ23)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:79,253 hit

#83 ページ23

勝〈うんwナイスタイミングで電話来たわ笑待ってるから来なよ〉

慌てて電話を切って、ササッと鏡の前で髪とメイクを直す

まだ目、腫れぼったいなぁ…

気になるけど、勝利くんを待たせてるし、早くしないと。

急いで外に出ると本当に勝利くんが待っていた。

『ごめ～ん！..っうわ！！』

玄関を出て、慌て過ぎて、つまづいて、

勝利くんの方に倒れそうになった

勝「ちょっと笑」

私の肩を支えながら、

勝「そんな慌てなくても、俺逃げないよ？笑」

ゆっくり体勢を起こされて、

『ごめん…///』

2人並んで歩き出す。

いつもの斜めがけバッグに、

オシャレなシャツ。

足首が見えるくらいのインディゴブルーの七分丈パンツ。

いつもよりちょっぴりカジュアルな服の勝利くん。

キャンパススタイルの勝利くんだ…。

マジマジ隣を見ちゃうよ。

『なんか、平日に会うの変な感じだよね』

勝「お前ん家の前は毎日通るよ笑」

『えっ？うちの前が通学路？』

勝「うん笑通学路。てか、通学路って小学生じゃん笑」

笑いながら突っ込んでくる

こんな冗談も、一日中病んでた今日の私にはありがたい。

勝「あ、昨日ありがと。なんかいっぱい冷蔵庫に入ってたんだけどさ。Aでしょ？」

『うん。私のせいで風邪引かせちゃったんだから当然だよ。ごめんね…』

勝「あー笑誰かさんがもうちょっとスリムだったら、俺が傘からはみ出ずにすんだのにな～笑」

『えー酷い！どうせデブですよーだ！』

勝「冗談だって笑！全然太ってないよ？笑」

『だって笑ってるじゃん！！』

勝「気のせい気のせい！笑」

キュヒキュヒ笑う勝利くん

『もぉ～！！』

聡のことで沈んでたはずなのに、

勝利くんと話してて、ちょっと楽しいって思ってる私がいた…

.

こんなやり取りをしてる間にマンションに着いた。

慣れた手つきでロックを解除する

開いた自動ドアから昨日と同じように入り

勝利くんの部屋へ。

『お邪魔します』

勝「はーい、お邪魔されまーす笑」

勝利くん、私の気を紛らすために、

わざと冗談を言ってくれてるのかな？