【HQ!!】冷徹少女とバレー部員番外編 (ページ35)

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先に行く2人に次いで、部員にお菓子を渡す。

『日向、その武器、もっと磨くんだよ』

『影山、もっと力抜いて』

『月島、お返し頑張ってね』

『山口、無理しないでね』

『田中、動く』

『西谷、拝まない』

『木下、自信持って』

『成田、大丈夫だから』

一人一人に一言声をかけながら渡していく。最後は縁下だった。

『縁下、主将、頑張ってね』

「片桐、ありがとう」

『縁下には感謝してるよ。縁下のお陰で彼らのことを嫌わないで済んだから。だから、ありがとう。』

縁下は、驚いて目を見開く。しかし、目一杯の笑顔で言った。

「こちらこそ。いつもありがとう」

Aは、少し照れくさそうに笑う。作り笑顔なんかじゃない、心からの笑顔だった。

Happy Valentine♡編 ─完─

(あ、そうだ影山、岩泉先輩の家知ってる？)
(まぁ知ってますけど。どうしたんすか)
(うーん、お礼かな。バレンタイン渡したくて。教えてくれない？)
(いいっすけど。地図読めるか…？………ここっす)
(ありがとう。またぐんぐんヨーグルトあげるね)
(別にこれくらい…)
(素直に受け取りなさい)
(…うっす)

(絶対この前のだよね。何かあったのかな)
(やろうな。あれ以降機嫌がええし)
(そっとしておこうよ…)

(先輩、この前はありがとうございました)
(別にいいよ、あんくらい。気にすんな)
(これ、お礼です。口に合うかわかりませんが…)
(わぁーった。ありがとな)
(え、岩ちゃんずるくない!?Aちゃん、及川さんのは!?)
(ごめんなさい、岩泉先輩の分しか…)
(るせぇぞクソ川！てかなんでいるんだよ！)
(ひどいよ岩ちゃん!!)

(声かけたの俺らなのになー)
(なー、ひどいよなー)

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作者の七瀬月華です。ホワイトデーですね！バレンタイン編、ホワイトデーに簡潔です！

いや、遅すぎってのはごもっともです、すみません。正直、本編が夏前なので、半年後どうなっているのかが私自身わからない、というところです。

あったらいいなぁ、だと思ってください！

評価してくださった方、ありがとうございます。飛んで喜びます！

今後もよろしくお願いします！