父親なんか大嫌い (ページ25)

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降谷「そうだな………美咲は…正義感でいっぱいだった…………」

『手を伸ばしたらきっとその手を握ってくれる人が現れる』

そう言うと父さんが俺の方へばっと向いてきた

『母さんの口癖。
俺に何かあった時は必ずこう言う』

降谷「あぁ……そうだな…」

『ねぇ、父さん。

「助けて」って言ったら助けに来てくれる人がいるよ

「頼って」って言われたら頼るの無理かもしれないけど「頼っていいんだよ」

もし父さんが「俺より国を選ぶなら」俺はそれに「従うよ」

公安警察のエリート』

降谷「なんで、それを！？」

『公安警察って言うのはさっきの夢で思い出したんだ。母さんが言ってたから』

降谷「はぁ……あいつ…………」

『それに俺を舐めない方がいいよ？

推理、得意なんだ』

降谷「今度推理バトルするかい？」

『受けて立つよ

後ね、安心してよ、バーボン。
盗聴器はないからさ(ﾆﾔｯ』

降谷「なっ！？バーボンの姿まで！？？」

『後をつけてたけど知らなかった？

ジン、ウォッカ、ベルモットと話してるところを聞いちゃってたけどみーんな俺の事気づかなかった』

降谷「あの時か……！！気配全然なかったな……」

『まぁ、これも母さんのおかげだけどねー！』

降谷「あいつAになんてことを……」

『銃はおじいちゃんから教えて貰って
ハッキングなどはおばあちゃんに教えて貰い
変装、気配消し、演技などは母さんさ！

とても便利に使わせてもらってるよ』

降谷「あの一家はとんでもないからな……

その一家の血をAは引いてるな」

『褒め言葉として受け止めとくよ』