22話 ページ23
knside
『誰の仲間を傷つけようとしているのだ｡この脳なしが』
俺を救ってくれた人は光一つ含まない紅い目で死んだ奴に話しかけていた｡
きらめく長い金髪を揺らしながら､細い腕で大鎌を握る姿は､とてもというほど絵になっていた｡
この時俺は､名前も知らないこいつに見惚れてしまっていたようで｡
後ろから迫る敵兵に､気が付かなかった｡
kn｢ｱｯ…しまっ…！」
やられる！そう思い､ギュッと目を瞑る｡
が､いつまでたっても来ない痛み｡それどころか､人肌の温もりが俺の体を包む｡
恐る恐る目を開けてみれば､さっきの女が俺を片方の腕で抱きしめながら､周りの敵兵をすべて倒していた｡
『コネシマ､大丈夫か！』
するといきなりその透き通った声で俺の名を呼ぶ｡
kn｢おま…だ､だれや…」
そう口に出すと､女は一瞬きょとんとして､それから口を三日月のような形にして､笑いかける｡
『我の名か？まぁ､名乗るようなものでもないのだがな…ヒガンバナ｡とでも言っておこう』
そう言った彼女は､俺を腕の中から解放し､俺の正面に立つ｡
そして､何かを言い出すのだ
『情熱の花､彼岸花｡我の友の傷を癒したまえ｡』
彼女がそう言うと俺はどこからか出てくる彼岸花の花びらに包まれる｡
一時して彼岸花がなくなると､俺の傷はすべて治っていた｡
『また来るからな｡頑張れよ』
そう言って彼女はどこかに飛んでいてしまった｡
…さーて俺も…
kn｢いっちょやっちゃいますかぁ！！！｣
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ウルフガール(プロフ) - https://uranai.nosv.org/u.php/novel/wolfgirl001/ (2020年8月19日 16時) (
レス) id: d2277d98c2 (このIDを非表示/違反報告)
ウルフガール(プロフ) - どうも､パスワードを忘れてログインできなくなった文月です｡読み返してみると本当に意味が分からないので少しアレンジします｡ (2020年8月19日 12時) (レス) id: d2277d98c2 (このIDを非表示/違反報告)
ウルフガール(プロフ) - たいさん» 本当ですね！教えていただきありがとうございます！ (2020年8月19日 12時) (レス) id: d2277d98c2 (このIDを非表示/違反報告)
たい - 遅くなりましたが完結おめでとうございます！ 19話のシャオさんが夢主を助けてシャオさんが｢ハァ？何言っとんの。超なんておらへんよ｣という台詞なんですけど正しくは｢ハァ？何言っとんの。蝶なんておらへんよ｣では無いでしょうか？間違っていたらすみません。 (2020年3月23日 22時) (レス) id: e4cfc75ff7 (このIDを非表示/違反報告)
文月さん(プロフ) - SUMMERさん» ありがとうございます！ (2019年9月17日 16時) (レス) id: 880a0cee6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：文月さん | 作成日時：2019年8月25日 19時
