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「皆さん。失礼しました」
「家入組長が謝る必要はありませんよ。しかし少々
血の気が多いのが気になりますね」
「天羽組長……実はそれなんですが」
曰く、家入組のように東京の極道と懇意にするのをよく思わない
横浜の極道がいるらしく……その筆頭になっているのが名波が若頭を
努める神城組との事
「何かあれば相談に乗りますよ。家入組とはこれからも
仲良く、と我々は考えているのでね」
「ありがとうございます」
「にしてもAをガキ呼ばわりするとは俺的にも
矢部的にも許せねぇ」
一人わなわなと震える矢部の拳にははち切れんばかりの
血管が浮いている
「……名波さんはいつAさんの事を知ったのでしょうか」
何気なく呟かれた家入の一言に一同は食いつく
Aは自身に集まった視線にいたたまれなくなったのか
気まずそうに口を開いた
「実はさっき……」
「階段を踏み外した所を助けたのがさっきの名波って事か……A」
「親父様……」
「そういう事があったのならすぐに報告しなさい。何か
あってからでは遅いんだぞ」
「申し訳ありません……」
純粋に心配しただけだが、状況が状況だけに火種になりかねない
真似はするなという叱責とAは捉えてしまったらしい
「……私、もう一回お礼言ってきます！」
「A！」
再びヒールの音を響かせながらAは矢部の静止を振り切って
名波達を追いかけるのだった
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「……もう帰っちゃったかな」
どこを見渡しても見当たらない。すると踵を返そうとしたAに
数名の男が近付いて来た
「可愛い子だな。どこの会社から派遣されたんだ？」
「え？派遣？」
「今度ウチの組の宴会に来てくれよ」
どうやら男達はAをコンパニオンか何かと勘違いしているようだ
急いでいる為に何とも曖昧な断り文句で切り抜けようとしたのが
仇になった。男達は尚、執拗に迫っている
「(い、急いでるのに……！！)」
「何してやがる」
「あ？何だ……って、名波さん！？」
そこに立っていたのはまさにAが探していた人物、名波だった
「横浜極道の面を汚すような真似は止めろ。それにこのガキは
天羽組の妹分だ」
「天羽組！？」
「分かったならさっさと消えろ。下らねぇ事で火種なんか
作るんじゃねぇ」
その睨みがどれ程のものだったのか。冷や汗をかきながら
逃げる男達を見ればそれは明らかだった
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ゆず(プロフ) - シャリファさん» ご指摘ありがとうございました😌 (3月28日 9時) (
レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
シャリファ(プロフ) - あの、非常に申し上げにくいのですがタイトルとタグがヒューマンバク大学になってます‥ (3月28日 7時) (レス) @page3 id: 8b3e245298 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - ゆずさん» いいですね！バグ大小ネタ楽しいのでゆず様のアレンジで他の組も読んでみたいです😊 (3月9日 0時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ぷるんさん» ありがとうございます！結構、天王寺組の姉貴は執筆してて楽しかったので他の組でもシリーズを作れたらなぁ…と思っています😌 (3月9日 0時) (レス) @page4 id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - 100ポイントは笑撃でした🤣今回のお話も面白かったです！ (3月9日 0時) (レス) @page7 id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2024年3月8日 22時
