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【三國直属(陣内・椎名)編】
「陣内の兄貴。三國の親父がくれるポイントって何に使えるか
知ってます?」
「知らん」
「Aの姉さん。何か聞いてませんか?」
「何や。二人共貯める一方で使ってないん?そんなんしたら
勿体ないで」
あの無意味に与えられるポイントに使い道があった事に
陣内と椎名は驚いた
「何に使えるんですか姉さん」
「色々使えるんよ。賢ちゃん」
__三國の親父ぃー。甘い物食べに行きたいです
__ほんならすぐ行こか
__ポイント使っていいですか?
__ええで
「ってな感じで色々奢ってもらってるんよ」
「「……」」
それが正しい使い方なのかは定かではないが上手い事
やっているのは間違いない
「(陣内の兄貴。それって姉さんやからって事は……)」
「(否定出来んわ)」
「今度また連れてってもらうわ。ポイント還元して
貰えたからまだまだ残ってる筈やし」
そんなシステムいつの間に?と陣内、椎名の二人は顔を
見合わせる。すると……
「A。少し面倒な事頼んでもええか?」
「三國の親父?なんでしょか」
「今度会合で使う料亭なんやけどええ感じの所見つけて
貰えるか?」
「任しといて下さい!」
「ホンマに可愛い子やわ。ポイント100やるわ」
「「(100ポイントも!?)」」
「相手が店気に入ったら2倍にしたる」
「「(2倍!?)」」
俄然、やる気が出たのかAはその場を後にした
「二人してAと何話してたんや?」
「姉さんがポイント何に使ってるんやろうかって……
ですよね?陣内の兄貴」
「親父。そろそろ皆に使い方説明した方がいいと
思いますよ」
「何に使うかは各々考えればええ」
ポイントの使い方も付与する基準も曖昧なまま会話が終わる。
しかし後日。決定的な場面を二人は目撃する事に……
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「三國の親父!この前の200ポイントで何か奢って下さい」
「別にわざわざポイントなんか使わんでも奢ったる」
「有効期限切れたら困りますって」
「そんなもんないわ」
「「………」」
その基準はAであった。贔屓と言えばそうなのだが……
相手が愛する姉貴分なら文句はない
結局のところ、自分達もAに対してめっぽう弱いのだと
自覚するのだった
*
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ゆず(プロフ) - シャリファさん» ご指摘ありがとうございました😌 (3月28日 9時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
シャリファ(プロフ) - あの、非常に申し上げにくいのですがタイトルとタグがヒューマンバク大学になってます‥ (3月28日 7時) (レス) @page3 id: 8b3e245298 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - ゆずさん» いいですね!バグ大小ネタ楽しいのでゆず様のアレンジで他の組も読んでみたいです😊 (3月9日 0時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ぷるんさん» ありがとうございます!結構、天王寺組の姉貴は執筆してて楽しかったので他の組でもシリーズを作れたらなぁ…と思っています😌 (3月9日 0時) (レス) @page4 id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - 100ポイントは笑撃でした🤣今回のお話も面白かったです! (3月9日 0時) (レス) @page7 id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず | 作成日時:2024年3月8日 22時