天王寺組の喧嘩師な姉さん２ ページ3
*【渋谷編】
「大ちゃん！おらんの！？」
「Aの姉さん！どうされました」
「大変や！☓☓☓跡地にお好み焼き屋出来たんやって！
はよ仕事終わらせて行こか！」
「Aの姉さん！俺も行きたいです！」
「玄ちゃんとは暫くお好み焼き屋行かんからね！」
「渋谷だけ連れて行く気ですか！？姉さん！！
待ってください！俺も行きたいですって！！」
＿＿ジュ……ジュッ……
「俺、帰ったら戸狩の兄貴に殺されませんか？」
「大丈夫。私が守ったるから安心してな」
「それ男が言う台詞ですよ」
そんなこんなで件のお好み焼き屋にてAと渋谷は夕飯を
取ろうとしている
「今や！」
「任しといて下さい！ほりゃっ！」
＿＿パンッ！！
「綺麗に返った！焼き目も完璧やん！流石大ちゃんや！」
「火傷に気をつけて下さいね」
「熱っ！？」
「あぁもう言った側から……お水どうぞ」
「ん、ありがとうね」
毎回舌を火傷して水を差し出すまでがセット。渋谷は丹精込めて
焼き上げたお好み焼きを美味しそうに頬張るAを見つめながら
自分も箸をつける
「戸狩の兄貴誘わなくて良かったんですか？」
「うん。だって火傷したらアカン言うてフーフーするし
やかましいんよ」
もしここに本人が居てこの発言を聞いていたら立ち直るのに
恐ろしく時間がかかっていた筈だ
「ええ旦那になりそうや。大ちゃんは」
「じゃあ俺と夫婦になってくれます！？」
「あ、でも旦那よりオカンの方が合ってるかも」
「………」
「ほら。はよ食べんと冷めるで？」
原因が自分にあるとは思っていないAを口説き落とすなんて
至難の業。決して恋愛沙汰に疎い訳ではない筈なのにこの反応は
脈なしと言われているようで非常に辛い
「賢ちゃんと玄ちゃんにもお好み焼き買って帰ろか」
「戸狩の兄貴は分かりますけど……何で陣内の兄貴にも？」
「ん？」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「陣内の兄貴、今日飯連れて行って下さい。Aの姉さんに
振られて予定空いたんですわ」
「そんなんやからモテないんとちゃうか……って、お前もか」
「陣内の兄貴も断られたんですか？」
「俺と行くと絶対に冷ましてから寄越してくる言うて
新規オープンのお好み焼き屋行くの断られたわ」
「………」
「火傷したらどうするんやって思わんか？」
「そうですよね！？」
*
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ゆず(プロフ) - シャリファさん» ご指摘ありがとうございました😌 (3月28日 9時) (
レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
シャリファ(プロフ) - あの、非常に申し上げにくいのですがタイトルとタグがヒューマンバク大学になってます‥ (3月28日 7時) (レス) @page3 id: 8b3e245298 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - ゆずさん» いいですね！バグ大小ネタ楽しいのでゆず様のアレンジで他の組も読んでみたいです😊 (3月9日 0時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ぷるんさん» ありがとうございます！結構、天王寺組の姉貴は執筆してて楽しかったので他の組でもシリーズを作れたらなぁ…と思っています😌 (3月9日 0時) (レス) @page4 id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - 100ポイントは笑撃でした🤣今回のお話も面白かったです！ (3月9日 0時) (レス) @page7 id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2024年3月8日 22時
