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3年振りのベイビー 矢部 甘々 ページ11

*キャラ崩壊注意







「俺の可愛い可愛いベイビーは何故来ていないんだ?」

「……ベビー?」


海外のドラマでしか聞かないような歯の浮いた単語に飯豊は
顔がつい引き攣ってしまった

ブラジルの刑務所に入っていた天羽組の兄貴分……矢部が
今日3年振りに帰国。迎えに来たのは小峠と飯豊の二人だ


「(小峠の兄貴。ベビーって)」

「この3年、男を磨き続けた矢部を一番に見て
 もらいたかったんだが」

「事務所で矢部の兄貴の帰りを待っていますよ」

「なら早く迎えに行ってやらないとな」




________________

____________





「青山の兄貴。外回りに行ってきます」

「今日が何の日か忘れたのか?」

「忘れてませんよ?だからこそお邪魔しないように
 消えようかと思ってるんです」




「邪魔なんて誰が言った?ベイビー」




「……来ちゃったじゃないですか!?」

「3年振りの再会を祝うハグでもしようじゃないか。
 さぁ飛び込んでおいで」

「私は見回りに行ってきますので矢部の兄貴は青山の兄貴が
 用意したお寿司を堪能して下さいませ!!」




「あの……小峠の兄貴。矢部の兄貴が仰ってたベビーって」

「Aの事だ」




そう。矢部が会いたがっていたのは妹分であるAだった


「寿司も魅力的だがAが居なくては矢部が始まらないんだ」

「いいえ!ブラジルの刑務所から生きて生還した兄貴なら
 私が居なくても大丈夫です!」

「恥ずかしがっているのか?俺はそんなAが好きだが
 矢部はもっと素直になれと思っている」


しかしこの世界に兄貴分を拒否するなど出来やしない。そう
例えそれが世間一般ではハラスメントと言われる事だとしても……


「さぁ。おいで」

「そうはいきませんよ!」


Aは矢部の横をすり抜け、扉へ一直線に向かう


「前より素早くなった。だが」


取っ手に触れる前にAの体は後ろへ引っ張られる


「隙だらけだ。そんな姿を見せるのは俺の前だけにしてくれ」


捕獲。その力強い腕の中に閉じ込められたAは青山、小峠、飯豊に
助けを求めるも誰一人止めようとしない




「さて……俺が居ない3年の間にどれ程の男を魅了したのかを
 洗いざらい教えてもらおう」

「そんな物好きな男の人なんかいません!」

「流石は俺のベイビー。義理立てをしてくれていたのか」

「お願いですから話を聞いて下さい!」



今日の天羽組はとても賑やかだった




*

誤解が誤解を招く 月麦 甘々? リク→←鬼ごっこ 伊武 甘々



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ゆず(プロフ) - 十六夜月夜さん» おにぎり作りからだいぶ発展させてしまいましたがそう言っていただけて良かったです😭 (2月16日 11時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜月夜(プロフ) - ありがとうございました☺️最高です🥰 (2月16日 11時) (レス) id: 6e8fd9291b (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - バイさん» すぐ偏ってしまう私の作品になんとお優しい言葉……ありがとうございます😭 (1月27日 18時) (レス) @page16 id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
バイ(プロフ) - どのお話しも最高すぎます… (1月27日 18時) (レス) id: 1753987474 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 奏さん» おまたせしました! (1月24日 18時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず | 作成日時:2024年1月11日 17時

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