《リク専》バグっている貴方の反応

・ ページ42

*




《戸狩》


「ん……ちゃんと匂い落ちとるな」


話を聞いた俺は即座に風呂に入れた。そして見事にAは頭から
つま先まで全部、俺の匂いに包まれる。やっぱりこうでないと
アカンよな？

「げ、玄弥さん……怒ってます？」

「ん？何の事や」

ナンパされたのを隠そうとした事も匂いに気付かんかった事も
別に怒ってないで。せやから今日は大人しくしとき、な？



《陣内》


「その匂いどうにかせえ。不愉快や」


お前もどうかしとる。そんなん気にも留めんと思ったか？
んな訳ないやろ。少し言葉が荒くなった俺にAは怯えとるみたい
やけど……そんなん自業自得やぞ

「自分でどうにも出来ん言うなら俺がやったる」

「ま、待って。賢斗さん……あの」

「黙らんかい」



《大嶽》


「えらいモテるなぁ。流石やわ」


匂いに気付かんのは仕方ないとしてナンパされたの隠そうと
するのは許せんなぁ……A、いつも言うてるやろ？何かあったら
すぐに報告せえって


「今日の夜は覚悟せなアカンからな」

「え、徳史さん……あの、何を言って」

「分かるやろ。なんなら今すぐでも俺は構わんで」




《三國》


「A。はよこっちおいで」


どうしてそんな怯えた表情するん？俺、いつも通りやろ。
……逃げたらアカンて。ほら捕まえた。こんなあっさり
捕まってまうから声かけられるんとちゃうか


「新しいの買うたるから男の匂いがついた服なんか捨てような。
　要らんやろ？」

「嫌！こ、これお気に入り……」

「俺の言う事聞けんのか」

「貞治さんがプレゼントしてくれたものなのに」

「……仕方ないな」




*

ゲスト→←天王寺組

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す