《リク専》バグっている貴方の反応

天羽組 ページ38

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《小峠》


「そうか」


何かトラブルに巻き込まれた訳じゃなくて安心……そうじゃない。
Aに近づく男がいた事が問題なんだ。やっぱり迎えに行くべき
だった……そう考えていると未だに他の男の匂いが付いている事に
無償に腹が立ってくる


「A。今すぐこれに着替えてくれないか？」

「華太さんのじゃないですか。このシャツ」

「いいから。頼む」




《小林》


「今から風呂に直行だー」

「ちょ、幸真さん！？」


気に食わねえんだよ。お前が他の野郎の匂いを纏うなんて……
そもそも匂いが移るくらい近くに居たって事だろ？いつも
言ってるじゃねぇか。無防備過ぎるって


「ついでに俺も入るわ」

「嫌ですよ！」

「今のお前に拒否権はねぇよ」




《矢部》


「俺的にその匂いは悪くねぇと思うが矢部的にはアウトだ」


その香水を選んだセンスとAを可愛いと思った感性は認めよう。
だが俺の恋人に匂いを移したのはいただけない。さっさと消して
やらねぇとな


「光晴さん？あの、近いです」

「Aの側に居られるのは恋人である矢部の特権だから当然だ」




《速水》


「ね、ねぇ。香水つけてみない？俺のだけど……」


駄目だなぁ俺は。どうして他の男の匂いなんかつけないで
欲しいって素直に言えないんだろう？変なプライドなんか
捨てて、もっと自分の彼女なんだってアピールしたいのに……


「んー、いい香り」

「そ、そう？」

「何か泰輝が側にいるような感じがして落ち着くよ」

「！そっか……」




*

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