検索窓
今日:45 hit、昨日:69 hit、合計:29,828 hit

京極組 ページ33

*




《久我》


「お前……もう少しどうにか出来なかったのかよ」


同期である自分までも騙したAさんの策には感心すると
同時に怒りも覚えていました

「……いや、俺がもっとしっかりしていれば」

「それは言いっこ無しだよ。だって虎徹君はあのいけ好かない
 戦闘感に顔を知られてるんだしさ」



《仙石》


「よく無傷で戻ってこれたな……」


接触を図ったのが幹部と聞いて気が気でなかった仙石さん。
潜入中、何もなかったかとAさんは聞かれると……

「地雷踏んじゃったっぽいんだよね」

「は?」

「京極組が勝つって啖呵を切ったらさー城ヶ崎さんが
 羅威刃を日本一の組織にするんだ!!って……あはは」



《守若》


「遅いぞぉ。待ちくたびれた」


気を許せる数少ない存在の帰りを心待ちにしていた守若さんは
Aさんの額に自身のそれをコツン……と合わせました

「その頬の傷どうしたぁ?俺が倒してやるから教えろー」

「気にしないで。何とも無いから」

この傷を手当てしてくれたのが敵である筈の高城さんだとは
言えないのでした

「(あの人……何で半グレなんかやってるんだろう)」

「Aー?」



《海瀬》


「ざけんな!!テメェ今まで何してたんだよ!!」


自分が道を踏み外した時でさえ見捨てなかったAさんの死を
海瀬さんは頑なに信じていませんでした

「ごめん……本当はもっと早く帰れる予定だったんだけど
 あの坊やがさ」

「坊や?」

「俺の側から離れるならボンボヤージュしちゃうよ?って
 追いかけてくるからさ」




*

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
58人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆず(プロフ) - もっちさん» ありがとうございます!あと時間をかけ過ぎてすみません😢 (2月23日 19時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - リクエストありがとうございました!嫉妬系大好きなんですよね。ドキドキさせてもらいました😍 (2月23日 19時) (レス) @page38 id: 52318af24f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - みはるさん» 本当にお待たせして申し訳ありません! (1月11日 23時) (レス) @page3 id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
みはる(プロフ) - リクエストこたえてくださりありがとうございます!最高でした! (1月11日 23時) (レス) @page29 id: 0788dd718b (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます😊 応援してます! (12月31日 11時) (レス) id: 52318af24f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆず | 作成日時:2023年11月21日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。