《リク専》バグっている貴方の反応

京極組 ページ20

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《久我》


「ほらよ」


次の煙草に手を伸ばしたタイミングで久我さんは現れました。
そしてサッと火を点けてくれましたよ？

「こうやって親睦を深めるのも悪くないよな」

「……」

「俺のにも点けてをくれるか」

「勿論ですよ。兄貴」

何がきっかけで仲良くなるか分からないものです。それ以降
Aさんは久我さんにだけ笑う姿が目撃されるようになりました



《仙石》


「お前にしてはセンスのない柄吸ってるなぁ」


すると懐から真新しい煙草の箱を取り出しました

「俺はこれを吸ってるんだ。お揃いにしようぜ」

「……これキツイやつですよ」

「そのうち慣れるって」

纏う香りまでも自分色に染めたい、だから吸うななんて言いません



《守若》


「はい。おしまいー」


気配もなく背後にまわり、煙草を取り上げると守若さんは
楽しげな表情を浮かべました

「いい発散方法、俺知ってるよー」

強引に屋上から連れ戻すとその歩みの先には疑問符を浮かべる
佐古さんの姿が……

「佐古ぉ。今からサンドバッグになれぇ」

「「えぇ！？」」

Aさんを心配しての行動なのか。それともただ佐古さんで
遊びたいのか……

いずれにしてもこの時、Aさんは煙草を吸いたい欲求が
綺麗さっぱりなくなっていたとか



《海瀬》


「水くせえな。俺も混ぜろよ」


しかし持ち合わせがなかった海瀬さんはAさんから
煙草を一本もらい、ニヤリと笑います

「優等生タイプのお前がまさか喫煙者だったなんてな」

「それがどうしたんですか」

「いつもすました顔して気に入らねぇと思ってたが……
　こっち側の顔もあるって分かって安心しただけだ」

からかっている様に見えてこれでも心配してるんですよ？




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