バグ大 反応集７

獅子王組 ページ10

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《伊武》


「逃げれるものなら逃げてみろよ」


その腕の中にAさんを閉じ込めて目前にまで顔を近づけると
強引に噛みつきました

「ん……っ、隼人さ……っ！」

「A」

もがいてもその体は微動だにしない。ひとしきり堪能した後、
伊武さんは笑みを深めます

「その顔、たまらないねぇ」

それはまさに恍惚そのものでした



《阿蒜》


「いい加減に俺と向き合って下さい」

「寛太君……」


自分は尊敬する兄貴分と違ってまだまだ未熟。迷惑をかける事も
多いかもしれない

ですがたった一つ、言える事がありました

「本気なんです。Aさん」

歳下だからと侮ってはいけません。愛する気持ちに嘘など
ないのですから



《龍本》


「そんな怯える位なら最初から来なければ良かっただろ」


尤もな事を言われては言葉が詰まります。全ては自分の選んだ事

龍本さんにとってAさんを捕らえるなど容易く、あっという間に
組み敷いてしまいました

「まぁいい。楽しもうぜ」

その笑みはいつもと違い、狩人を思わせる鋭さを滲ませていて……

「龍本さん……」

「手加減出来なかったら悪い」

なんて言いつつも、悪いと思っていないのはAさんだって
分かっています



《柳楽》


「好いてる女の前で理性を保てないのは俺も例外ではないのだぞ」


良く言えば力強く、悪く言えば脅しにも聞こえるその囁きに
心臓が跳ね上がった

そんな僅かな隙を柳楽さんは見逃しません。耳元から唇が
離れ、そのまま首筋の所にまで下がるとAさんはようやく
肩を押し返そうとしますが……

「火照っているではないか。このままでは辛いだろう？」

「あ……」

「全て俺に任せろ」

「……和光、さん」

「……それでいい。A」


このまま溺れていたい、お互いにそう思ったそんな夜の事……




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