バグ大 反応集７

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《南雲》


「俺が極道だから駄目なのかい？」


わざと核心を突く。そうすればAさんは……

「……」

気まずそうにこちらを振り返る。別に危害など加えるつもりは
ないのになんと可愛らしい事か

「こんなに心を奪っておきながら離れようなんて許さないよ」

離れられないのはAさんではなく自分自身なのに

「……ベッドに行こうか。痛い思いはさせたくないからね」

それは誘いでなく脅しだと南雲さんは気付いているのでしょうか？



《永瀬》


「今更遅いんだよ」


後ろから抱き締めている為に今、Aさんがどんな表情を
しているのか永瀬さんには分からない

ですが微かに震える体が今の気持ちを物語っていました

「散々俺の前で笑ってたじゃねぇか」

言わなくとも受け入れてくれると思っていた。けれどそれは
Aさんの気持ちを無視した自分の驕りに過ぎない

その事実が悔しくて堪らなかった

「何でだよ……何で……A」


どれだけその白くて細い首筋に噛み跡を残しても満たされない。
そう、Aさんの全てをものにするまでは……



《青山》


「A。俺はただ飲みに誘った訳じゃない」


距離を置かれていると分かったその瞬間から青山さんは何もかもを
打ち明けようと決めていました。だから帰す訳にはいかないのです

「琉己さん、何して……っ！？」

「野暮な事は聞かないでくれ」

どれ程Aさんを愛しているか。それを分かってもらえるまで
……いいえ、例え分かってもらえなくても手放すつもりはありません



《香月》


「俺の何が駄目なんだ？」


追いかける立場になったのは初めてだった

やっとの思いで自宅に連れ込み、もう少しで手に入る……そう
思っていたのに

「その、違うんです」

思うようにいかない。苛立ちが表情に出てしまっている事に
香月さんは気が付いていません

そこには本職の顔が映っていてAさんはその怖さに
泣き出してしまい……

「泣くくらいなら最初から家に来るなよ。馬鹿」

これからしようとしている事に対する罪悪感からか。優しく
唇を重ねた香月さんはAさんのシャツのボタンに手を
伸ばすのでした




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