バグ大 反応集７

羅威刃 ページ15

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《城ヶ崎》


「自分に選択権があると思っている訳じゃないだろうな」


欲しい物は欲しい。何を我慢する必要なんかある？

「せいぜい後悔すると良い。お前は一生俺のものだ」

射抜くその眼差しにいつもの狂気は見られません

それはこの瞬間、城ヶ崎さんが羅威刃のトップではなくAさんに
焦がれるただの男である事を物語っているのでした



《東雲》


「ハッキリしろよ。俺の事が嫌いなのか？」


このまま何もなかったように……そんな事を東雲さんが
許す筈がありません

「……」

「答えろ」

Aさんの葛藤なんか知らない。知りたくもなかった

「無視するなんて大した度胸だな。覚悟しろよ」

思い通りにならない。どうやれば上手くいくかなんて考える
余裕は東雲さんにはありません



《設楽》


「仮に俺から離れたとして今まで通りに生活出来ると
　思っているのかい？」


そう。設楽さんが裏社会で名を馳せる羅威刃の幹部……
敵も多い分、いつ何があるかわかりません

「……悪い事は言わない。ずっと俺の側にいろ」

全ては計画通りなのでした



《高城》


「黙ってて悪かった」


どうしても側にいたくて。その眩い笑みを見たくて……

「A。俺は本気だ」

その想いに嘘偽りがない事はAさんだって分かっています。
自分と一緒にいる、その言葉を引き出すまで高城さんは一晩中
離そうとしなかったそうです



《秋元》


「どうでもいいんだよね。Aがどう思っているかなんてさ」


欲しい物は欲しい、秋元さんにとってはただそれだけの事

「友達とか傷つけられたくないでしょ？だったらさどうすれば
　いいか分かるよね」

気になるのはその表情。わざと傷つけるような言動とは裏腹に
酷く悲しげで……

「俺に期待させたアンタが悪いんだよ」

自分は悪くない、悪いのはAさん。そう思っている秋元さんから
離れようとしたその代償は果たして……




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