バグ大 反応集６

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*犬飼、守若、六車、国生




《犬飼》


「逃げんなって」

「っ、離して……犬飼の兄貴っ」


屈強な犬飼さんに捕まってしまえばAさんに逃げ道など
ありません

「俺だってどうすればいいか分からねえんだよ」

分かっているのはどうしようもなく好きだという事。
しかしそれを伝える術が犬飼さんにはないのです

「暴れるな。手加減出来なくなるだろうが……っ！」

何とも不器用で、一途で。少しでも伝える努力をすれば
何かが変わったのでしょうか？



《守若》


分からない、この気持ちが。自分の事なのにどうして何一つ
言葉に出来ないのか……守若さんには分かりませんでした

「兄貴、どうして」

「ごめんね。俺にも分からないんだ」

何故、目の前にいるAさんはシャツの１枚も身に着けて
いないのか

何故、こんなにも怯えた目で自分を見つめているのか

「……あぁそっか。そういう事か」


＿＿欲しいんだ俺は。この子……Aちゃんが


その感情に名前が付けられない守若さんには好きと
囁く事さえ出来ないのです



《六車》


「俺はもう兄貴として慕われるだけじゃ満足出来ないんだよ」


気の迷いだと誤解されたくない。自分の気持ちを疑われる
なんて心外だ

だからこそ六車さんは気持ちを包み隠す打ち明けました

「六車の兄貴……」

「こんな時に兄貴は止めてくれ。名前で呼んで欲しい」

実直なその気持ちにAさんは思わず……

「……謙信さん」

それが同情だとしても今は自分を見てくれている。それだけでも
幸せを感じる程に愛してしまったのです



《国生》


「まだ意地を張るつもりか？いい加減辛いだろ」


汗ばんだ髪を指に巻き付け、まるで挑発するかのように唇を落とす

国生さんの言う通りでAさんは甘い声色を含んだ浅い吐息を
繰り返す事しか出来なくなっていました

「もう優しい俺は何処にもいないんだ。諦めろ」

「こ、国生の兄貴っ！もう、駄目ですって……！」

「……知らねぇよ」

Aさんを手に入れる筈が結局、兄貴以上にはなれないのだと
自覚するだけになってしまったこの行為……

国生さんは苛立ちを隠せませんでした



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拷問ソムリエ→←京極組

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