バグ大 反応集６

獅子王組 ページ48

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《伊武vs龍本》


「羨ましくないですねぇ龍本の兄貴」

「強がってんじゃねぇよ伊武」


いくら意中の相手とは言え、妹分である故に伊武さんは
アプローチを躊躇っていました。それを龍本さんは好都合と
ばかりにグイグイ迫っていたようで……

「しつこい男は嫌われますよ」

「……言ってくれるなぁ。お前にはそんな勇気も無いくせに」

「A。こっちに来い」

伊武さんはその自慢のリストの中にAさんを閉じ込めると
挑発的な視線を龍本さんへ向けました

「いくら貴方でも譲れませんよ」

「受けて立ってやる」

Aさんの気持ちを無視しすぎですよ。二人共



《柳楽vs眉済》


「柳楽ぁ……そんな怖い顔してたらAが怯えるだろうが」

「眉済の兄貴も似たような顔をしているでしょう」


怖いという自覚があるならどうにかしてください。二人の間で
板挟みになっているAさんが可哀想です

「あ、阿蒜君……助けて」

「俺っすか！？無理ですよ！」

「「阿蒜。黙ってろ」」

ちょっと……阿蒜君が可哀想じゃないですか。舎弟は誰一人として
二人を止める事が出来ず、この後も地獄のような空気が続きました



《来栖vs月麦》


「おい。Aが困ってるだろうが」

「別に困ってませんよね？姉貴」


思いっきり甘えられるのは弟分の特権。それを思う存分に
利用する来栖さんを月麦さんはかなり苛立っていますね

「あの、月麦の兄貴」

「姉貴、いつの間に名前呼びに……」

「テメェの知らない所で俺達は仲を深めてるんだよ」

意味深な言い方ですがそれらしい関係は何一つ結んでいません。
しかしそれを聞いて来栖さんは少々焦り始めました

「どういう事っすか」

「ち、違うの来栖君……本当に何もないんだってば」

先が読めない上に終わりも見えない。とんでもない二人に
好かれてしまいましたね



《鮫洲vs阿蒜》


「あ、あの……私の分あげるから静かにして？」


そう言うと阿蒜君のお弁当に卵焼きをそっと置きました

「姉貴の卵焼きを食べるのは俺一人で良いっすよね！？
　何で阿蒜にもあげちゃうんですか！」

「Aの姉貴ありがとうございます！」

争いの発端はどうやらAさんの焼いた卵焼きだったみたいです

「うまっ！めっちゃ美味いっす！」

「ぐぅ……姉貴の手料理を独占したかった！阿蒜、後で覚えとけよ」

こうして無事に揉め事が治まったのです




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