バグ大 反応集６

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*永瀬、青山、香月、阿久津、八隅、工藤




《永瀬》


「何がしたいんだよ。お前」


呆れ気味の永瀬さんに気圧されたAさんは手を離そうと
しますが……突然、力を込められそれが叶いませんでした

「別に離さなくてもいいんじゃねぇの」

「永瀬の兄貴……？」

甘い言葉を囁やけない永瀬さんの愛情表現は何とも不器用ですね



《青山》


「ん？」

「わ……大きい……」


知ってはいましたが想像以上に力強い手に思わずAさんは
驚きの声を上げます

「そういうAは相変わらず綺麗な手をしているね」

「え、普通に傷とかありますよ？ほら」

「……まだ君には理解出来ないみたいだね」

組の為に頑張った証だと思っている青山さんは傷一つさえも
愛おしいようでした



《香月》


「今なんて言った？」

「あまりゴツゴツしてないですねって……」


遠回しに男らしくないと言われたようで気分が悪い香月さんは
その手に力が入ってしまいます

「あの香月の兄貴……」

「これくらいのも振りほどけない癖に。バーカ」

Aさんの前では男らしく有りたい。そう願っているんですよ



《阿久津》


「可愛いな。Aの手は」


白くて小さくて。なのに鉄火場では兄貴分に負けないようにと
必死に食らいついて……

「どうか無理はしないでくれよ」

阿久津さんは空いたもう一つの手でAさんの手を包み込みました

「……街で見かけた恋人達が羨ましかっただけだと？」

事の真相を知った時、自分の言動と行動に恥ずかしさを覚えた
阿久津さんは顔を赤くするのでした



《八隅》


「そんな事して楽しいのか？」

「ん……」


とは言え可愛がっている妹分と手を繋げるのは嬉しい。
すると八隅さんの顔に少し怪しげな陰がかかります

「これ位の事で満足してんじゃねぇよ」

次の瞬間、Aさんを腕の中に閉じ込め……額をコツンと
合わせます

「ったく。可愛すぎてどうしようもないな」

この何事にも代え難い幸せな時間を八隅さんは噛みしめるのでした



《工藤》


「軽々しくするもんじゃねぇぞ」

「えっ……」


即座に離されました。Aさんが悲しげな表情を浮かべると……

「A。頼むから期待させるような事はしないでくれ」

「き、期待？」

一人の男としてAさんに思いを寄せる工藤さん。故に
簡単には喜べないようです

「あの、どういう意味ですか」

「……自分で考えろ」




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