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天羽組 ページ33

*小峠、和中、小林、野田、須永、南雲




《小峠》


「なっ!?」

「やっぱり小峠の兄貴の手は大きいんですね」


Aさんの言葉なんか耳に入りません。未だに繋がれた手から
自分の戸惑いを悟られたくなかった小峠さんは慌てて離します

「ほ、他の兄貴達にもやってるのか?」

「?いいえ。小峠の兄貴が初めてです」

好奇心と行動が直結しがちなAさんの癖を少しずつ
直していこうと考えたそうですよ



《和中》


「(あ、何か男の人って感じの手だ……)」

「何をしている?」


綺麗な手をしていてもやはり男。和中さんの手が想像以上に
しっかりしている事にAさんは驚きました

「……A」

繋がれた手を引き寄せ、そこにそっと唇を寄せると
和中さんは……

「望むならいつでもしてやる。だが俺以外にするな」

思わぬ形で胸に秘めた気持ちをAは知る事になったのです



《小林》


「おぉ?何してるんだ」


ひとまず理由を聞く事に。街で見かけた恋人達が羨ましかったと
聞くと手に力が込められます

「でもよぉ。こんなんで満足すんの?」

次の瞬間、小林さんの腕の中にAさんは閉じ込められました

「やっぱりガキだな。お前……俺の気持ちも知らないで」

どうせなら本当に恋人になって繋ぎたい。そう思う小林さんでした



《野田》


「アホ。何しとるんじゃ」

「恋人繋ぎです」

「言われなくても分かってるわ」


特に深い意味が無いのは分かっています。しかし自分じゃなくて
もっと若い奴にしろ……と、言いかけた時

「何か安心します……えへへ」

前言撤回。屈託なく笑う姿を見て急に手放したくなくなった
野田さんはこれ以降、Aさんの近くにいる舎弟を見る目が
鋭くなるのでした



《須永》


「えぇ!?どうしたんだぁ!?」


舎弟に怖がられがちな自分がそんな事をされるとは思わず
須永さんは驚きの声を上げます

「繋ぎたくなったから……ですかね?」

「(可愛い!可愛すぎる!)」

次の日。この事を周囲に自慢する須永さんが目撃される事になります



《南雲》


「やっと俺の気持ちに答えてくれるんだね」

「え?」


Aさんは気付いてませんが南雲さんは今までずっと
アプローチをしていました。誤解だと必死に伝えても……

「もう女の子と連絡取ったりしないよ。Aちゃん一筋だから」

……真相を知った時が恐ろしいですね



「どうして逃げるんだい?せっかく両思いになったのに」

「ご、誤解ですってば!」




*

・→←《恋人繋ぎをしてみた 概要欄》



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ゆず(プロフ) - ベルさん» 実はボスの大丸?と御前を出したいので今回のお題には組み込もうかなと思ってました! (10月22日 21時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 7段楽しみにしてます!!ぜひ、エルペタスメンバーをお願いします!! (10月22日 20時) (レス) @page50 id: 1ab7874982 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます!ただ今、ストック作りとお題(仮)を考えたりなどしていますので公開がいつになるか分かりませんがよろしくお願いします! (10月22日 1時) (レス) @page50 id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 第七弾!!楽しみすぎますぅ..!!😭 (10月22日 1時) (レス) @page50 id: 71e6c7d49f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 十六夜月夜さん» 十六夜月夜様は羅威刃と戒炎が好きだと分かっていましたのでこの2つの組織は絶対に入れようと思ってました🥹満足していただけたのなら幸いです☺️ (10月17日 18時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず | 作成日時:2023年8月21日 16時

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