エルペタス ページ31
* 世良、サイ、御前
《世良》
「！！」
「え、あ……あれ？世良さん……」
避けられる前提でいたので止まる事も出来ずそのままキスを
してしまいました
「これはその、あの」
「A」
どんどん表情が険しくなる世良さんは逃げようとするAさんを
ソファーへと沈め、そのまま……
「ん、世良さ……っ！」
背中を叩こうが何しようがびくともしません。何かを紡ごうとする
唇は未だに塞がれたまま
気が済むまで堪能した世良さんはたった一言。Aさんに
呟きます
「煽った責任は取ってもらうぞ」
《サイ》
「どういうつもりだい？」
目的も理由も分からない。Aさんはただひたすら
にんまりと笑みを浮かべています
「驚きました？サイさんっ」
「驚いたよ。君がここまで馬鹿だとは思わなかった」
「え？」
「言っても分からないだろうからその体にしっかり
教える事にするよ」
そもそも何故そんな事をしようと思ったのかは不明ですが
動機が何にせよ浅はかであったとしか言いようがありません
「ゆ、許して下さい……サイさん……」
「聞こえないね」
《御前》
「A」
唇が触れる直前で怖気づいたAさんが目線を逸らしていると
御前はその頬に手を添えて強引に目を合わせます
「この私に近寄る事を許すのはお前だけだ。それに
まさかここで終わらせるつもりか？」
御前は続けろと告げました。そんな事を言われては寧ろ
やり辛くて仕方ありません
「全く。どうしようもないな」
その割には楽しげで軽く噛み付かれたAさんは顔を
真っ赤にしながら……
「もう一回、して欲しい……です」
想像していなかった可愛らしい反応に今度は御前が驚きました
「いくらでもくれてやる」
御前がほんの少し顔を赤くしていた事にAさんは気がついて
いたのでしょうか？
*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 123人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆず(プロフ) - ベルさん» 実はボスの大丸？と御前を出したいので今回のお題には組み込もうかなと思ってました！ (10月22日 21時) (
レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 7段楽しみにしてます!!ぜひ、エルペタスメンバーをお願いします!! (10月22日 20時) (レス) @page50 id: 1ab7874982 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます！ただ今、ストック作りとお題(仮)を考えたりなどしていますので公開がいつになるか分かりませんがよろしくお願いします！ (10月22日 1時) (レス) @page50 id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 第七弾！！楽しみすぎますぅ..！！😭 (10月22日 1時) (レス) @page50 id: 71e6c7d49f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 十六夜月夜さん» 十六夜月夜様は羅威刃と戒炎が好きだと分かっていましたのでこの2つの組織は絶対に入れようと思ってました🥹満足していただけたのなら幸いです☺️ (10月17日 18時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆず | 作成日時：2023年8月21日 16時
