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獅子王組 ページ25

*伊武、阿蒜、龍本、柳楽、眉済



《伊武》


「何を驚いているんですか?貴方から誘ったのでしょう」


頬に手を添えたまま引き寄せると伊武さんはそのまま
唇を重ねました

「可愛い反応をされるのは結構ですが……俺も男なので
 そんな顔をされたら抑えられなくなります」

「そんな顔?」

「ええ。まるで誘っているような……」

再び重ねようとする伊武さんにAさんは必死に抵抗します……が

「もう止まりませんよ。覚悟して下さい」

本気でも冗談でも伊武さんはきっとこうしていたのでしょう



《阿蒜》


「か、からかったんですか!?」

「そうだよー」


案の定、引っかかりましたね。思いっきり怒りたい所ですが……

「今の可愛かったよ。寛太」

満足げに笑うAさんを前に何も言えなくなる阿蒜君でした



《龍本》


「随分積極的になったなぁ」


その企みは分かっていますがここはあえて乗っかるようです

「お前の期待に答えてやるとするか」

「え?そんなつもりじゃ」

「遠慮すんなって」

何となくこの後の展開が読めたAさんは逃げようとしますが
そんな事、龍本さんが許すはずもなく……

からかいが成功しても失敗しても結局こうなるのだと分かる頃には
Aさんはベッドから動けずにいたのでした



《柳楽》


「何をしている」


肩を掴み、強引に引き離すと柳楽さんはAさんを睨みつけました

「いえ、ちょっと柳楽の兄貴を……」

企みに気がついたから自分を離したのか。あるいはそういう
気分ではなかったからなのか

いずれにしてもその行動に少し寂しさをAさんは
感じているようで……

「そんな顔をしなくても帰ったら存分に可愛がる」

だから泣く事はないと柳楽さんは語ります。どうやらAさんに
触れるにはここだと手狭過ぎると思っただけでした

……ちなみにこの後、Aさんは別の意味で泣かされたのは
言うまでもありません



《眉済》


「ん。積極的なのはいい事だ」


普段は恥ずかしがって自分からする事が多い分、眉済さんは
嬉しく思ったみたいです

「あの、眉済の兄貴」

「どうした。恥ずかしくなったのか?」

真正面から受け止められてしまえばやりにくくて仕方がない。
中断したのを都合よく解釈してしまった眉済さんは……

「良いんだよ無理しなくて。そういう時は年上に任せろ」

「ち、ちが」

この後、どうなってしまったか……分かりますよね?




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ゆず(プロフ) - ベルさん» 実はボスの大丸?と御前を出したいので今回のお題には組み込もうかなと思ってました! (10月22日 21時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 7段楽しみにしてます!!ぜひ、エルペタスメンバーをお願いします!! (10月22日 20時) (レス) @page50 id: 1ab7874982 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます!ただ今、ストック作りとお題(仮)を考えたりなどしていますので公開がいつになるか分かりませんがよろしくお願いします! (10月22日 1時) (レス) @page50 id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 第七弾!!楽しみすぎますぅ..!!😭 (10月22日 1時) (レス) @page50 id: 71e6c7d49f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 十六夜月夜さん» 十六夜月夜様は羅威刃と戒炎が好きだと分かっていましたのでこの2つの組織は絶対に入れようと思ってました🥹満足していただけたのなら幸いです☺️ (10月17日 18時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず | 作成日時:2023年8月21日 16時

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