《どうしようもない程、求められた※》天羽組 ページ3
*小峠、和中、小林、野田、須永
*兄貴分の一方的な片思い
《小峠》
「小峠の兄貴？」
「お前がここまで強情だと思わなかった」
思いつく限りのアプローチは全てやり尽くした。けど変わらず
Aさんは首を縦に振ってくれません
「あの……私」
「頼むから意識してくれないか。このままだと……」
そこまで言いかけて我に返った小峠さんは額に唇を押し当て
そのまま立ち去ります
「いつまでも兄貴分でいられねぇんだよ」
その呟きは静かに消えていくのでした
《和中》
「そもそも本気で口説いていると思っていなかったのか」
その答えを聞いて妙に納得しました。ですがそれはそれで
腹が立ってしまったみたいです
「だって和中の兄貴はそんな……」
「ならこれはどうだ」
鎖骨に軽く歯を立てましたね。いつもの謙虚で紳士的な
和中さんらしくない行動に顔を赤くすると……
「俺も男だという事が分かっただろう」
分かってくれないなら分からせるまで、です
《小林》
「お前さぁ。いつまでそうやってはぐらかすつもりだ？」
経験上、このトーンの小林さんは本気で怒っていると
分かっているAさんはあまりの恐怖に目を逸らしました
「いい加減にしねぇと何されるか分からねぇからな。
俺、気が短いからよ」
血が出ないギリギリの力で首筋に噛み付くと痕がハッキリと
頑張って隠せよーと他人事のように去っていきます
「小林の兄貴……」
小林さんの狙い通り、これからAさんは嫌でも意識するでしょう
《野田》
「……好きだ」
今まで何度も囁かれた野田さんの思い。しかし今回はいつにも
増して本気なトーン。Aさんはいつものように首を横に振る
事すら忘れています
「A」
力強い腕の中に抱き締められ、温もりを感じていると
唇が重なりました
ただ近くにいられるだけで……そんな些細な事で満足出来る
瞬間なんかとっくの昔に終わっていたのです
《須永》
「A。ぜーんぶお前が悪いんだからなぁ」
「そんな、理不尽過ぎます！」
何食わぬ顔で誘い出し、無事に二人きりになる事に成功。
ボタンを外しにかかる手を必死に掴むAさんに須永さんは
真剣な眼差しを向けます
「少しでも俺の事を考えていたらこんな事にはなって
なかったんだよ」
そう。ずっと袖にされれば流石に傷つきます
「す、須永の兄貴……」
「……お前にとって俺はあくまで
いつになく弱々しい須永さんでした
*
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ゆず(プロフ) - ベルさん» 実はボスの大丸？と御前を出したいので今回のお題には組み込もうかなと思ってました！ (10月22日 21時) (
レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 7段楽しみにしてます!!ぜひ、エルペタスメンバーをお願いします!! (10月22日 20時) (レス) @page50 id: 1ab7874982 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます！ただ今、ストック作りとお題(仮)を考えたりなどしていますので公開がいつになるか分かりませんがよろしくお願いします！ (10月22日 1時) (レス) @page50 id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 第七弾！！楽しみすぎますぅ..！！😭 (10月22日 1時) (レス) @page50 id: 71e6c7d49f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 十六夜月夜さん» 十六夜月夜様は羅威刃と戒炎が好きだと分かっていましたのでこの2つの組織は絶対に入れようと思ってました🥹満足していただけたのなら幸いです☺️ (10月17日 18時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2023年8月21日 16時
