バグ大 反応集６

獅子王組 ページ17

*伊武、阿蒜、龍本、柳楽、眉済



《伊武》


「ちょっとこれは……あれだねぇ」


さて、助けようとしてくれた事を褒めるべきなのか。それとも
仲間まで巻き込みかねない行動を取った事を咎めるべきか

「隼人の兄貴ー。ほら、いつもみたいに頭撫でて
　褒めて下さいっ！」

「……」

「へへ、兄貴。大好き」

この可愛い笑顔を見たいが為についつい甘やかしてしまう
激甘な伊武さんでした



《阿蒜》


「流石、期待の新人の阿蒜君！無事だったんだね！」

「どこがですか！？」


Aさんのカチコミは騒がしいと評判ですが……まさかそれが
比喩ではなく、物理的に騒がしいとは思わなかった阿蒜君

「私の可愛い舎弟をいじめる奴は許さないぞー。えいっ」

「ちょ、姉貴！いったん落ち着いて下さいぃぃ！」

もはやカチコミよりもAさんを落ち着かせる事の方が
優先のような気がした……阿蒜君は後にそう語ります



《龍本》


「お前、やる事大胆だなぁ！」


ここまでくれば笑うしかありません。まるで漫画のような
展開に龍本さんは事務所に戻ると……

「いやぁAは面白いな。見ていて飽きない」

「龍本の兄貴。少し甘すぎませんかね」

「伊武。どこが甘いってんだ？」

「……」

当の本人が気にしていないのでそれ以上、何も言えません

ですが周囲をちゃんと見る特訓はさせようと伊武さんは
未だに笑い続ける龍本さんをよそに考えていたとか



《柳楽》


「少し映画の見過ぎではないのか」


あ、突っ込みました。あの柳楽さんが珍しく突っ込みました

「お役に立てましたか？ねぇ！柳楽の兄貴っ」

「……あぁ」

何とも曖昧な返事ですがAさんは柳楽さんなりのお礼と
解釈したようで思いっきりはしゃぎます

「やったぁ！柳楽の兄貴に褒められた！」

「(褒めた訳ではないが……まぁいいか)」

あの柳楽さんを翻弄出来るのは妹分のAさんだけです



《眉済》


「どっからこんなの調達した？」


むしろそこが気になるみたいです。するとAさんは
京極組の守若さんと言うではありませんか

「何か君は気が合いそうだからって贈呈されました！」

「……そうか」

後日。五十嵐さん経由でウチの若いのに変な事を教えるのは
止めて欲しいと本気の抗議をしたらしいです



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