モーリー 町田 ページ49
*モーリー夢主
*例の戦闘のifストーリー
*A←←←町田
「死ぬのは貴方だけで十分でしょう」
サイの首を掴んだ町田は相変わらずの抑揚のない声で告げる
「……絶対に生きて帰らないといけないんです」
「カハッ……」
しかし既に意識を失った彼に届いている筈もない
町田はそのまま爆風の衝撃で開いたマンホールの中へと
投げ捨てた。そして……
__ドンッ!!
まさに間一髪だった。その瞬間、サイが仕掛けた爆弾が起動。
爆音を聞いた町田はその場に倒れ込む
「A……さ、ん」
こんな状態でよく戦えたものだ。何もかもがボロボロ……
「寅泰!しっかりして」
意識が途切れる直前、愛しい彼女の声が聞こえたような気がした
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「よく生きていたね……流石の龍臣でも死んでたと思うよ」
「自分でも驚きました」
数日立って町田はようやく意識を取り戻した。無論、体は
爆弾を受けた影響で動かせないが……
「Aさんが告白を受け入れてくれるまで何度でも
帰ってきますよ」
「………」
まさかそれが理由でこんな無茶な事をしたのか
「馬鹿じゃないの……」
「何の取り柄もない男ですが握力とAさんへの思いだけは
誰にも負けませんから」
__力が強いのも個性でしょ?気にしなくていいんじゃない
EL戦争にて町田が毛利班に協力したのにはAの存在が
大きかった
同じアサシンからもこの異常な握力を揶揄される中、Aは
それを個性だと褒めてくれたのだ
「前の戦争でもそうだったけど寅泰って本当に無茶するよね。
まぁ……私達がそうさせちゃったんだけど」
しかしA自身はその事を覚えていない。だから何故町田が
ここまで慕うのか理解出来ないようだ
「Aさん。貴方の為ならどこまでもやってやりますよ」
「生意気な事言うのも退院してからにして」
「はい」
病室を出る直前、Aはポツリと呟く
「本当に、良かった」
__パタンッ
「Aさん……貴方って人は」
町田は気がついていた。Aは終始、泣くのを堪えていた事を
「早く退院しないと……金鳳さんと二人きりじゃAさんに
ばかり負担が掛かってしまう」
絶対安静の中でも町田に休息などある筈もないのだ
*
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ゆず(プロフ) - 楓さん» お待たせしました! (1月8日 0時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - リクエストありがとうございました🙇♀️ (1月8日 0時) (レス) id: fa3afa321a (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - バイさん» いえいえ!本当なら年内に公開したかったのですが……遅れて申し訳ありません! (1月4日 17時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - みはるさん» そんなもったいないお言葉を!ありがとうございます☺️ (1月4日 17時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
バイ(プロフ) - リクエストありがとうございます!!やはりゆず様のお話どれも最高です…! (1月4日 12時) (レス) id: 1753987474 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず | 作成日時:2023年8月7日 17時