獅子王組 犬亥 リク ページ31
*反応集5 酒に酔った夢主
二人の意外な関係性が明らかになった飲み会の翌日の事
二日酔いの方がまだマシなレベルで顔を青くしながら事務所に
訪れるとある意味一番会いたくない兄貴分がAを出迎えた
「二日酔い……じゃねぇな。大丈夫か？」
「大丈夫です」
昨日の事なんかまるで気にも留めない犬亥の様子にそう
冷たく返すとそれが不服だったのか口元を引き攣らせながら
周囲に難なく聞こえる声量で……
「昨日とまるで別人だな」
「！！」
「おいおい。そんな睨むなって」
その発言には思わず舎弟達も聞き耳を立てる。何しろここ最近の
中では一番の衝撃を受けた出来事なのだから
「……失礼します」
Aはその場の居心地の悪さに耐えきれず、さっさと自分の
デスクに座りパソコンで期限の迫る書類の処理を始める
「あれ本当に付き合ってるのか？」
「昨日、俺達酔っ払って夢でも見たのかもな」
……しかし漏れ聞こえる声が気になって仕方がない。キーを
打つ指先に少し力が入り、動揺しているのが丸分かりだった
「無理すんなよ」
頭に軽くポンッ、と手を置いて一撫でするもAは反応を
示さない。それくらい想定済みの犬亥は自分も仕事に戻るべく
部屋を後にしようとする
「………」
「「「！！」」」
すると不意に振り返ると世にも恐ろしい顔をした犬亥が
舎弟達を睨みつけた
「＿＿＿＿＿＿＿」
何を言っているかは勿論聞こえない。しかしその内容が自分達の
命に関わる事であるのはすぐに理解できた
「さっさと持ち場に戻ったらどうですか。犬亥の兄貴」
無言のやり取りが煩わしかったAは相変わらずパソコンに
向き合いながら冷たく告げる
「素直じゃねぇな……本当に可愛い奴」
今度こそ本当に部屋を後にした。それを確認するとAは
舎弟に先程、犬亥は何を言っていたのかと尋ねるも……
「な、何でもありません！姉御！」
「俺達は見回りに行って参りますのでどうぞごゆっくり！」
突如として過剰なまでに畏まる彼らは蜘蛛の子を散らすように
部屋から逃げていくその後ろ姿をAは訝しげな様子で眺めていた
「Aに近づいたら切り捨ててやる」
そんな脅しをかけられていたとはつゆ知らずに
*
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ゆず(プロフ) - 楓さん» お待たせしました！ (1月8日 0時) (
レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - リクエストありがとうございました🙇♀️ (1月8日 0時) (レス) id: fa3afa321a (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - バイさん» いえいえ！本当なら年内に公開したかったのですが……遅れて申し訳ありません！ (1月4日 17時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - みはるさん» そんなもったいないお言葉を！ありがとうございます☺️ (1月4日 17時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
バイ(プロフ) - リクエストありがとうございます！！やはりゆず様のお話どれも最高です…！ (1月4日 12時) (レス) id: 1753987474 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2023年8月7日 17時
