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*我妻side
俺はAを愛している。しかしそれに気が付いたのは
千尋が殺された後だった
ある日、千尋に別れを切り出され納得がいかなかった俺は
詰め寄ると……
＿＿本当は最初から分かってたの。京也はAちゃんの事が……
でも一目惚れをしてしまって、ズルいと分かっていながらも
猛アプローチをかけて……俺と付き合った
別に付き合うと決めたのは俺自身だから謝る事じゃない。
それにちゃんと千尋の事は愛していた
だけど付き合ってしまった事で千尋は俺を恨む半グレ共に目を
付けられ……あの日、殺されてしまった。ごめん……
「……千尋」
俺がもっと早くAへの気持ちに気が付いていれば君は
殺されずに済んだのに
俺は一度は足を洗おうとした裏社会に身を置く事にした。
何故、Aと一緒に抜けなかったのかって？もしそんな事を
すれば再び大切な人を失うかもしれないだろう
もう二度と、俺のせいで愛する人を……
「……A？」
次に目が覚めた時、Aの姿は無かった
「……A」
胸騒ぎがした。慌てて家の中を探してもいない
慌てて電話をかけようとしたけれど通話ボタンを押す直前、俺は
ふとその指を止めてしまった
「………」
もし今ここで追いかけなかったらAはカタギとして
幸せに暮らしていけるかもしれない
勿論、リスクもあるけれどいつまでも縛りつけていいのだろうか
「どうしろって言うんだよ……！！」
こんな時、千尋がいたら何て言うんだろうか？
当然、Aが戎炎を抜けた事に麻生も遊馬も慌てていた
「ねぇ。Aさんって実質No.２だった訳じゃん？
野放しにしちゃっていい訳？」
「Aが抜けると正直、顔利きも難しくなるから
呼び戻してくれ」
「……そっとしといてやりなよ」
俺は部屋を出て外の空気を吸いに屋上まで来た。
いつもならこんな時、Aが隣りにいて二人でコーヒーを
飲んだりしていたんだけどなぁ……
＿＿♪
「……っ！！」
A京也、ごめん。愛してる。今までありがとう
「A……っ」
初めてAが俺を愛してると言ってくれた。あぁ、どうして
くれるんだ。せっかく君を解放してあげようと思ったのに
「これじゃあ手放せないだろ……」
決めた。いつか然るべき時が来たら迎えに行こう
その時はもう二度と手放さない。死ぬまでずっとずっと……
「愛してるよA」
君は一生、俺のものだ
*
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ゆず(プロフ) - 楓さん» お待たせしました！ (1月8日 0時) (
レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - リクエストありがとうございました🙇♀️ (1月8日 0時) (レス) id: fa3afa321a (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - バイさん» いえいえ！本当なら年内に公開したかったのですが……遅れて申し訳ありません！ (1月4日 17時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - みはるさん» そんなもったいないお言葉を！ありがとうございます☺️ (1月4日 17時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
バイ(プロフ) - リクエストありがとうございます！！やはりゆず様のお話どれも最高です…！ (1月4日 12時) (レス) id: 1753987474 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2023年8月7日 17時
