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*
「いいです。慣れてるから、いいんです……」
それは組員を庇っているのではなく私に構わないで欲しい
という意思表示だった
その一言だけでこれまでどんな扱いを受けていたかは
容易に想像出来る
「……行くぞ」
意識を飛ばした組員に目もくれずに戸狩はAの腕を
掴んで何処かへと向かった
「何もされとらんか。怪我してないか？」
とある休憩スペース。そこには他の組員の姿はなく
Aと戸狩の二人しかいなかった
「……貴方のおかげで無傷です」
「良かったわ」
戸狩はようやく落ち着いたのか、殺気立った雰囲気が消える。
しかしAは一向に目線を合わせずに下を向くばかりだ
「……ご迷惑おかけしました。もう大丈夫です」
「A」
「私なんかに構わないで下さい」
「……」
「私は、信用しない……誰も……」
この時のAは一体何を思っていたのか。それは戸狩にすら
分からなかった
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「A……」
ソファーで眠るAの目から薄っすらと涙が零れていた。
帰宅した玄弥がそれを発見すると慌てて駆け寄り……
「仕事辛かったんか？誰かに悪口でも言われたん？」
眠り続けるAはその問いかけに答えられない
とにかくここで寝続けると風邪をひいてしまう。Aを
抱えて寝室へと向かった
浅い寝息を立てるAの頭を優しく撫でる玄弥の顔は
どこまでも穏やかだ
時々、その柔らかい髪を指先に絡め愛おしそうに唇を落とす。
こんな事は起きている時には絶対に出来ない
「……お？」
するとAは指先をキュッと握った
「……あの時と何も変わっとらんな」
寝ている筈なのにしっかり掴んで離さないAに思わず
笑みが溢れる
「そんな事せんでも側におるから安心せえ。A」
ただ、ただ。愛おしかった
*
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ゆず(プロフ) - ぷるんさん» 夢主自身もだいぶ揺らいでますからね……果たしてどうなるのでしょう😳 (12月22日 17時) (
レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - ゆずさん» Q&Aありがとうございます！お話に緊迫感が出てきてますます目が離せない展開になってきてますね😳 (12月22日 11時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ぷるんさん» ありがとうございます！暫くは夢主QAの回答を含むお話が多くなると思います！ (12月12日 10時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - 更新の大丸さん、国生さん、そして戸狩さん…！イケおじ尽くしで癒やされます…！ (12月12日 10時) (レス) @page18 id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
こてつ(プロフ) - ゆずさん» 仲間がいて嬉しいです~！いえいえ‼︎逆に宣伝してくださってほんとにありがとうこざいます😭ほんとに楽しみです‼︎ (10月29日 23時) (レス) id: e77a4a71a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2023年7月20日 17時
