6 東北からの勧誘 ページ12
*
「A」
珍しく玄弥が怒りを露わにしている。しかし問い詰められている
A本人もかなりの怒りを滲ませている
「今日の昼間。黄色いジャケット着た男と会ってたって聞いたわ」
「……それで？何が言いたいんですか」
「誰や？そのクソガキは」
「さぁ」
「ちゃんと答えんかい。まさか浮気やないやろうな」
「……」
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「天王寺組の戸狩Aさんですよね」
「……何か御用ですか」
Aは天王寺組に守代を納めるカタギの相談を聞いた帰りに
とある青年に声をかけられていた
「そんなに怖い顔をしないで下さい。せっかくの美人が
台無しですよ」
Aは普段は黎を名乗っており、戸狩と名乗るのは会合など
限られた場所でしかない
だからこそ。青年が自分の事を煽っているのだと瞬時に理解した
「今日は貴方にとって良い話をしに来たんです。
そこのカフェでゆっくりと」
「お断りします」
間髪入れずに断られたにも関わらず爽やかな笑みを浮かべる
「手厳しい人だ」
「そんな薄ら笑みを浮かべる人間なんか信用できない」
「……」
「目的は何？ここで言えないなら話なんか聞かないですよ」
「勧誘ですよ」
「は？」
薄ら笑みと一蹴されたそれをさらに深めてAに近づく
「東北に来ませんか？組を辞めて」
「何言ってるの」
「実は少し調べました。Aさん、貴方の過去を」
「だから何？調べられたからって困る物は何もない」
Aに更に畳み掛ける
「飢えているんでしょう？愛情に」
「………」
この青年は一体、何がしたいのか
自分を勧誘しに来たと言っているが……その真意が何なのか
分からずAは苛立ちを隠せない
「俺が率いる組織に来てくれるなら……貴方の過去ごと
愛してあげますよ」
「……き」
「はい？」
「さっきからうるさいんだよ。クソガキ」
突如豹変したAに軽く驚いた青年はすぐさま笑顔を取り戻す
「酷い事を言うなぁ」
「上っ面だけの愛を私の前で語らないで。気持ち悪い」
「……」
「貴方みたいな人が……愛を語る資格なんてない」
その後、すぐに立ち去ったので青年がどうしたのかは分からない
*
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ゆず(プロフ) - ぷるんさん» 夢主自身もだいぶ揺らいでますからね……果たしてどうなるのでしょう😳 (12月22日 17時) (
レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - ゆずさん» Q&Aありがとうございます！お話に緊迫感が出てきてますます目が離せない展開になってきてますね😳 (12月22日 11時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ぷるんさん» ありがとうございます！暫くは夢主QAの回答を含むお話が多くなると思います！ (12月12日 10時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - 更新の大丸さん、国生さん、そして戸狩さん…！イケおじ尽くしで癒やされます…！ (12月12日 10時) (レス) @page18 id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
こてつ(プロフ) - ゆずさん» 仲間がいて嬉しいです~！いえいえ‼︎逆に宣伝してくださってほんとにありがとうこざいます😭ほんとに楽しみです‼︎ (10月29日 23時) (レス) id: e77a4a71a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2023年7月20日 17時
