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「……智也さん？」
「A。君は自分がどれ程人を惹き付ける魅力があるか
分かっているか？」
秋月家から脱出して数日。智也の機嫌はまだ直っていなかった
「み、魅力？」
「その魅力に救われた俺が言えないかもしれんがもう少し
危機感というのを覚えてくれ」
例え相手が誰でも一人の人間として接するその優しさ。香水など
つける必要もない程に甘い良い香りが漂う
側に居るだけで心地よさを覚えるそれはAは意図して
やっている訳ではないのでその才能に気付く事はなく……
＿＿まさかAの能力がこんな形で役に立つとはな
毛利の一言はそれを示唆していたのだ
「(しかしあの時の紫電……)」
秋月の側に居た時は一切の感情が見えなかった。自分も忍一族
出身の護衛として銀田に使えていた頃は同じだった筈
だけどあの場にAが現れた時、その無表情を崩すだけでなく
『A、何をしている！パーティーが終わるまで部屋を
出るなと秋月様も言っていただろう！？』
秋月様
そして何より連れ去るその瞬間、悲痛とも焦りとも言える声色で
Aの名前を呼んだ
「(奴らも取り込まれたか……)」
情報を得ると共にまた別な意味で問題が発生。智也は頭を悩ませる
「智也さん」
「……何だ」
「あの、私これ以上迷惑かけないように気をつけますから」
「別に迷惑だとは思っていない」
どうもAの前では感情を上手く抑えることが出来ない。
長年積み上げてきた鍛錬も形無しだった
「今回、役に立てましたか？」
「……あぁ。上出来すぎる程にな」
「やった！智也さんに褒めてもらえた」
もう二度とリスクのある事を任せたくない……アサシンとして
らしくない事を思いつつ、智也は開店準備に取り掛かる
「……A」
この無邪気な笑顔を守る為なら自分は命を惜しまない。それ程に
Aは自分にとって大切なのだ
「さゆりさん！智也さんに褒められました！」
「へぇー……良かったね(下心丸出しっすよ)」
「言いたい事があるならハッキリ言え」
「Aに近づくな。忍者野郎」
「ストレートにも程があるぞ」
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ゆず(プロフ) - ぷるんさん» 可能性大です！天王寺組に限らず他の組やヴィラン組シリーズも書きたいです！可哀想な陣内さん🤣 (1月25日 16時) (
レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - ゆずさん» では惜しくも出番のなかった渋谷さんたちも、第二弾では登場の可能性あり…？！なのですね😳中でも今回はラストで一蹴された陣内さんのオチが好きでした！ (1月25日 10時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ぷるんさん» ありがとうございました！第二弾でもこんな感じの作品を公開して評判があれば長編へ昇格……と考えています☺️ (1月25日 10時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - 天王寺組姉さんの日常編、読んでいて楽しかったです！✨ (1月25日 10時) (レス) @page49 id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - ゆずさん» わお😳朗報です✨ (9月21日 0時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2023年6月3日 22時
