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「また会ったなぁ」
「会ったんじゃなくて付け回してるんだろ」
仕事場からの帰り道、外食先、友達と訪れた商業施設……
ありとあらゆる所に現れる男にAは苛立ちを隠せない
「アンタ、暇人か」
「つれん呼び方すんな」
「アンタで十分だわ」
ただ。一つ気になるのは目の前の男から発せられる異様な
オーラだった
修羅場に巻き込まれがちなAだからこそそれに気がついた
「私は平穏に過ごしたいだけなんだ。構わないでくれ」
「それは無理な話やわ」
「……っ、アンタなぁ！！」
怒りのあまり殴りつけようかと振り返るとすぐ後ろにその
男が立っていた
「(……いつの間に？)」
やっぱり只者ではない。ここで幼馴染の言っていた警戒しろ、の
意味が分かったAはジッと顔を見つめた
「どうした？そんなに見つめて」
「気色の悪い事言うな。何が目的なんだ」
「そんな物騒な言い方したらあかんで。目的……そうやな
Aに一目惚れしたって言えば分かってくれるか？」
「……今、何て言った？」
「一目惚れやって」
「違う！その前だ」
名乗ってもいない自分の名前を今、ハッキリと口にした。
友達と一緒にいる時でさえ足早に立ち去ったから知らない筈……
「ますます信用ならない奴だ」
「くくっ……本当に面白い女」
この際、どんな経緯で知ったとかそんな物はどうでもいい。
Aは目の前にいる男から一刻も早く離れたかった
「次に現れたら顔の一発くらい殴るからな」
「一発で許してくれんのか？優しいなぁ」
「……」
終わりの見えないやり取りに辟易したのかAは重い足取りで
その場を後にする
特にそれ以上、後を追う事はせず男もその場を後にした
「知れば知るほどええ女やな。まぁ……まだ様子見せなあかん」
焦りは禁物。自分がそっちの人間だと薄々勘付かれている以上
一気に攻めるのはリスクが大きい
その事実と反比例するように気持ちを募らせるのだった
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ゆず(プロフ) - ぷるんさん» 可能性大です！天王寺組に限らず他の組やヴィラン組シリーズも書きたいです！可哀想な陣内さん🤣 (1月25日 16時) (
レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - ゆずさん» では惜しくも出番のなかった渋谷さんたちも、第二弾では登場の可能性あり…？！なのですね😳中でも今回はラストで一蹴された陣内さんのオチが好きでした！ (1月25日 10時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ぷるんさん» ありがとうございました！第二弾でもこんな感じの作品を公開して評判があれば長編へ昇格……と考えています☺️ (1月25日 10時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - 天王寺組姉さんの日常編、読んでいて楽しかったです！✨ (1月25日 10時) (レス) @page49 id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - ゆずさん» わお😳朗報です✨ (9月21日 0時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2023年6月3日 22時
