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侵食 天王寺組 戸狩 ※ リク ページ3

*男口調夢主





「随分派手にやりおったな」

「アンタ……誰だ?」

「そんな言葉遣いしたらアカン。可愛いのが台無しやで」

「黙れ。それより……この人達は仲間か?」




ただ自宅に戻ろうとしていただけなのに今は地面に伏している
半グレ達に絡まれたAの機嫌はすこぶる悪かった

すると意識を取り戻した一人がそいつです……とAを指さした



「その女が……やりました」

「分かっとる」



___ガッ!



「女に……しかもカタギに手ぇ出しおるなんてな。おい、誰が
 そんな事しろ言うた?」



容赦なく足で頭を踏みつけられたその男は苦しそうな声を
上げるが……その力が緩められる事はなかった



「……そんな事して大丈夫なのか」

「ルールも守らん奴にはこうするのが一番ええ」



するとAに早く帰った方がいいと促す



「こいつらは仕置きが必要やし……君も面倒事に巻き込まれたく
 ないやろ?」

「既に巻き込まれてるけどな。まぁいいや……さようなら。
 二度と会わない事を祈る」



帰ったら幼馴染みに愚痴の電話でも入れよう。いや、何なら
帰り道にかけてやる……と苛立ちを隠せないAの後ろ姿を
その男はジッと見つめていた




____________

_________





「……って事があった」

「お前……俺と似たような運命辿ってるな」

「二郎。縁起でもない事を言うな」



一通り愚痴を聞き終えた所で紅林の脳裏に疑問が浮かぶ



「……おい待て。その男、お前が倒した半グレ共より
 ヤバい奴だろ。大丈夫か?」

「まぁ……ある程度の線引はしてるみたいだしこっちから
 動かない限りは問題ない筈だ」



だが自分の経験上、それがただで済まない事くらい紅林には
分かっていた



「警戒していた方がいいんじゃないのか」

「どう警戒しろと言うんだ?」

「いや、どうって……」



しかし自分以上にメンタルが強いAにその警告が届く事は
無かった。いくら腕っぷしが強いとはいえ、全く危険が及ばない
訳じゃない

そう。強いからと言って大丈夫な保証は何処にもないのだ



「あー……何かスッキリした。ありがとうな、二郎」



紅林のスマホには無機質な通話の切れた音が流れていた





*

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ゆず(プロフ) - ぷるんさん» 可能性大です!天王寺組に限らず他の組やヴィラン組シリーズも書きたいです!可哀想な陣内さん🤣 (1月25日 16時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - ゆずさん» では惜しくも出番のなかった渋谷さんたちも、第二弾では登場の可能性あり…?!なのですね😳中でも今回はラストで一蹴された陣内さんのオチが好きでした! (1月25日 10時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ぷるんさん» ありがとうございました!第二弾でもこんな感じの作品を公開して評判があれば長編へ昇格……と考えています☺️ (1月25日 10時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - 天王寺組姉さんの日常編、読んでいて楽しかったです!✨ (1月25日 10時) (レス) @page49 id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるん(プロフ) - ゆずさん» わお😳朗報です✨ (9月21日 0時) (レス) id: 0de05b8548 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず | 作成日時:2023年6月3日 22時

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