禰豆子ちゃんが鬼になった理由。 ページ29
和「っ...!婚約者を失ってっ...大丈夫だと思うか...」
和巳さんは泣きながらそう言う。
そりゃあそうだ。大切な人が死んだら、泣き、悲しむ。その時の記憶は大きく、ずっと心に残るだろう。
炭「和巳さん。失っても、失っても、生きていくしか無いんです。どんなに打ちのめされようと。」
和「お前に何が分かるんだ!お前みたいなっ、子供にぃっ!!」
炭治郎の胸ぐらを掴んでそう叫ぶ。
A「お、落ち着いて下さい!」
すると炭治郎は、そっと和巳さんの手をとる。優しく微笑んで。
和「......!」
A「あ、わ、私たちはもう行きます。...あ、そうだ、これを。」
私は胸辺りにしまっていた物を出し、和巳さんに渡す。
A「これ、奴らが持っていた髪飾りです。この中にありますか?」
和「あ、ああっ、あるっ...ううっ、ううううっ...」
和巳さん、大丈夫かな。あ、そうだ。
私は薬の入っている箱を探り、薬を取り出す。
A「あの、あと、これをお渡しします。」
和「こ、これは...」
A「抗鬱薬です。これを飲めば、元気倍増で体調も良くなる筈です!」
和「あ、ありがとうございますっ...」
A「いえいえ。では」
そうして私達は和巳さんにお辞儀をして、来た方向に戻る。すると________
和「す、すまないっ!酷い事を言った!どうか許してくれっ...」
そう和巳さんは炭治郎に謝った。
すると炭治郎は優しく和巳さんに手を振る。
炭「その女性の方、お願いします!」
和「分かった!...っ分かったっ...」
そう言い残し、私達は帰り道を歩く。
和巳さん、元気で_____________________________
A「ねえ、炭治郎。禰豆子ちゃんって、どうして鬼になったの?」
炭「ああ、実はな...」
炭治郎はその理由を語る。
A「へえ〜...成る程ね。その鬼舞辻無惨という奴が禰豆子ちゃんを鬼にしたのね。」
炭「ああそうだ。だから俺は鬼舞辻無惨を許さない。俺の妹を傷つけた他、色々な人達も酷い目に
遭っている。だからっ、絶対にっ...」
A「...その鬼舞辻無惨は、弱点とかはあるの?」
炭「確か、日光に当たるかしないと倒せない。」
A「ふむ、...もしかしたら...いや、絶対かも。炭治郎、聞いて。」
炭「...?何だ?A。」
26人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
福ミカン - リメイク小説を見たい場合は続編を押すとそこに飛びます。 (2019年12月2日 22時) (レス) id: 10a8b4099c (このIDを非表示/違反報告)
福ミカン - 雪華さん» 応援ありがとうございます!頑張りますね! (2019年12月2日 18時) (レス) id: 10a8b4099c (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 可愛いかぐや姫と目かくれ忍者の更新も頑張って下さいね! (2019年12月2日 18時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
福ミカン - 本当にすいませんでした。皆様、ありがとうございました。 (2019年12月2日 18時) (レス) id: 10a8b4099c (このIDを非表示/違反報告)
福ミカン - みどりさん» なるほど!わざわざありがとうございます!この意見を思い出しながら頑張って書いていきます! (2019年11月14日 16時) (レス) id: 10a8b4099c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ