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『長話をしていただけですよ。』
鼻血を垂らしながら、Aはゾムに笑いかけた。
ロボロは、手についた鼻血を、袖で拭っている。
絶対ちゃうやろ、とゾムは言って、Aの鼻の状態を見る。
止血はされており、鼻の骨もおれていなかった。
ロボロ、とゾムは低めの声で呼んだ。
「手、だすなや。なんもやってへん相手に。」
その言葉に、ロボロは顔を上げて、反論する。
「やったやん。見殺したりとか、その他諸々。」
その言葉に、反論しようとしたのか、エーミールが口を開いた。
だが、それは閉じられるようにして、Aの血塗れの手で阻止される。
『事実ですから。私はそれを背負って、いまここにいます。』
恨まれて死んでも仕方ない。そういって、Aはエーミールを見た。
窓から西日が差し込んでいる。
図書館の人は、夜休憩の人間で少しずつ増えてくる。
いつのまにか、蝶はAの目の前から消えていた。
『ところで、エーミールさん。本の貸出しできますか？』
その言葉に、エーミールははぁ、と息を吐いた。
「その状況で、よく唐突にその言葉がでましたね。勿論、借りれますよ。」
エーミールは机上におかれていた、紙に埋もれていたパソコンを取り出す。
ロボロは、ゾムと一緒に図書館を去っていた。
エーミールが手際よく文字を打ち込んでいくのを、じっとAは眺めている。
初めてそのものを見る目で。
「パソコン、知らなかったですか？」
『いえ、知ってはいましたけど、お恥ずかしながら見たことはないです……』
Β国は、報告のとおり、法律やら武器やらが旧式である。
パソコンが世の中に普及しておらず、見たことがないのは無理もない。
印刷できた紙をAに渡して、エーミールはパソコンをAのほうに向けた。
「やってみますか？」
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2(プロフ) - 蠱毒さん» 大丈夫です！わざわざありがとうございます( . .)" (4月1日 23時) (
レス) id: 6ca65a7c69 (このIDを非表示/違反報告)
蠱毒(プロフ) - 2さん» ありがとうございます。そう言って、いただけて嬉しいです！こみゅーのメッセージの方にパスワードを送っても宜しいでしょうか？ (4月1日 9時) (レス) id: 8cf3c0ec6d (このIDを非表示/違反報告)
2(プロフ) - 面白くて続きが凄く気になるのですがパスワードが掛かってて続きを見れません💦良かったら教えてくれませんか？ (4月1日 2時) (レス) id: 6ca65a7c69 (このIDを非表示/違反報告)
くろねこ(プロフ) - とても面白かったです！続きが読みたいのですがパスワードが…教えて貰えないでしょうか、、 (1月11日 1時) (レス) @page50 id: f664205a1a (このIDを非表示/違反報告)
こがしアイス(プロフ) - インクさん» さあ、どうなるのでしょう。続編も是非、お楽しみください。 (2022年8月12日 23時) (レス) id: 8cf3c0ec6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蠱毒 | 作者ホームページ：@kodomikodoku
作成日時：2022年8月7日 18時
