狐が40匹通りゃんせ ページ44
烏養「それだ。あのリベロ、3番の読みをも読んでいる。だから、あえて隙を作りそこに打たせようとしてブロックされるようにしてるんだ」
烏野「…！」
マジか…！
俺は向こうのリベロの方を向く。そこには、ドリンクを飲みながら主将をいじってる姿が。
烏養「上げられても良い、あの3番のブロックを止めろ！」
烏野「はい！」
〜黒尾side〜
烏野のタイムアウト中。
さっきの試合を振り返っていた。
あの3番もすごいが、リベロも凄い。
猫又「こりゃまた面倒な奴らだ」
監督がこうも言うレベル。
夜久「…あのリベロ、アレで2年か」
夜久も気づいてるっぽい。
研磨「あのブロックも凄いけど、全体的に凄い」
海「確かに」
Aくんが言うミスは俺も分からない。
それに…あの練習試合中の態度、雰囲気。余裕って感じ。
そんなこと考えてると、近くにAくんがきた。
黒尾「ちょっとAくん」
呼んでみる。あー、そういや、機嫌悪いんだっけ…
『なんですか？』
怖。声のトーンが怖いんだけど。夜久からなんで話しかけたって顔で見られてんだけど。
黒尾「おたくのリベロくんと3番くん、凄いね〜」
だが、この黒尾 鉄朗。そんなこと気にしないぞ
『まぁ、そうですね。誇れますよ、バレーでは』
バレーではって…他では誇れねーのか。
『そういうおたくこそ、凄かったじゃないですか。プリンくんの観察眼、お母さんの読み、無口くんのコントロールの良さ、モヒカンくんの気迫あるスパイク、元気くんの機動の速さ、仏さんの頼もしさ…トサカさんの1人時間差、とか？』
…覚え方はともかく、だ。
夜久「誰がお母さんだ！」
海「はは、仏か」
犬岡「元気くんって俺のことですか？」
……俺は何も言わない。トサカとか言われても文句言わない。俺、大人だからね、うん。
まぁ、それは置いといて。
Aくんも研磨並の観察眼を持っているのは確か。
黒尾「君、ホント凄いね』
『主将さんの頭の方が凄いと思いますよ』
黒尾「…」
俺は、怒らない。大人な俺は怒らない。怒ったら負けだ。俺は怒らない…！
『赤毛なら尚良かったのに…染めてきたらどうです？』
抑えろ俺。抑えるんだ。笑い声が聞こえるがそれは幻聴だ。
『その髪型、狙ってるんですか？ だったら、センス悪いですね』
黒尾「寝癖がとれねぇだけだ！！！」
『え、寝癖？ うわぁ、凄い寝癖。どんな寝方してるんですかー？ やばいっスね』
俺の怒りゲージがヤバイっす
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茜沢(プロフ) - あーちゃんさん» 非公開になってました、すみません！ 教えてくださってありがとうございます。以後はこのようなことがないよう気をつけますね (2017年4月4日 0時) (
レス) id: f29b69fec7 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - ４５は無いんですか？ (2017年4月4日 0時) (レス) id: cbb696c236 (このIDを非表示/違反報告)
マカロン(プロフ) - 茜沢さん» 覚えておきます！(( 続き楽しみです☆ (2017年4月1日 23時) (レス) id: 888d95c9a2 (このIDを非表示/違反報告)
茜沢(プロフ) - マカロンさん» この世のものじゃない文字と思ってくれればおkですd(^_^o) (2017年3月29日 0時) (レス) id: f29b69fec7 (このIDを非表示/違反報告)
マカロン(プロフ) - 茜沢さん» ありがとうございます。未確認生物絵のような文字……ってどんな文字なんだ？← (2017年3月28日 14時) (レス) id: 888d95c9a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茜沢 | 作成日時：2017年3月11日 21時
