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アカ ページ10
⁇「今日は新しい本が入って来たんですよ」
⁇「この前に、世界に三冊しかない本見たけど広辞苑みたいでした」
⁇「今度小説、貸してあげましょうか?」
⁇「そんなあらすじでしょうか」
⁇「図書館の司書さんと貧乏な少女のお話ですよ」
⁇「ちょっと気になります。少し貸して貰っても宜しいですか?」
⁇「わかりましたよ」
お互い本が好きなのか。世界に3冊しかない本は……確か、元我々国の跡地にある墓に置かれていなかったか?それならば此処は我々国と言う事?何故。夢とは脳の悪戯と言われているのを聞いた事があるが、我々国に関しての譲歩位は全く知らない。
「エミさ〜ん、この前の小説ありがとうね〜」
em「えぇ、宣言通り3日で読み終わりましたね」
毎回本を借りる時に、エミさんと賭けをしている。まぁ勝っても特に報酬は無いが楽しいからまぁよし。私が何日で読み終わるかを決めて、それまでに読み終わるかだ。因みに無敗です。
「めっちゃ面白いかった‼」
em「図書室にはこれと似たような本が何冊か合ったと思いますよ。彼処の棚に沢山入っていたかと」
と言いながら脚立が下にある棚を指さす。流石図書室司書‼図書室の本全部読み尽くして場所も把握しているそうで、直ぐに教えてくれる。
「ん、取りに行ってみる」
em「落ちない様に気をつけて下さいね」
「ふふん、へーきへーき‼」
この後、見事にフラグ回収をし、エミさんにお嬢様抱っこでポスっと嵌ったのは言わないお約束。
図書室司書な茶色と本好きな主人公
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作者名：隣の田中さんは最強 | 作成日時：2019年10月11日 20時
