ホグワーツの初恋 year3 (ページ8)

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目が覚めたらエリーもこの医務室だったため、フラッフィーの事が心配だったのだ。自分がした事だから自分で解呪しようとしていたのだが、ダンブルドア校長が直してくれたなら心配はいらないだろう。

ダンブルドア校長は立ち上がった。

「おや、バーティボッツの百味ビーンズじゃないかね。わしは若い時、ゲロの味に当たってしまってのう。それ以来嫌いになってしもうた。…でも、このタフィーなら大丈夫そうじゃ。んん、何と！耳くそ味じゃ」

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ローブを着たハリーとエリーは、揃って医務室を出た。階段の上には、ロンとハーマイオニーが話しているのが見える。

「エリー！ハリー！」

『2人ともおまたせ』

ロンが階段を走り降り、勢いよくエリーに飛びついた。その後ろからハーマイオニーも笑顔でくっついて来た。

『おっと、』

2人の頭を撫でるエリーの顔には笑顔が浮かんでいた。

「元気、ロン？」

「元気だよ。君たちは？」

「大丈夫」

『まあまあね』

「ハーマイオニーは？」

「元気一杯」

4人であの後の事をお話しながら寮に戻った。

余談だが、エリーの手首の捻挫と頭の傷は、マダムポンフリーによって治してもらったが、前回の怪我が治ったばかりでの怪我だったので、怒られた。今度また怪我したらクィディッチは禁止ですよとお咎めまで受けてしまった。

『もうこんな騒動は懲り懲りね』

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寮に戻ると談話室にはみんなが待っていた。
ハリーとエリーは、話を聞きたいみんなに直ぐに囲まれてしまった。

「エリー！！」

当然フレッドとジョージが、当然かの如くエリーにくっついていた。そして、それを見て笑うリーとアンジェリーナ達。

「俺たち抜きであんな面白いことするなんてずるいぞ！」

「また怪我までしてるし！」

フレッドは、自分達抜きで今回の騒動に巻き込まれて言ったことに文句を言い、ジョージは、自分たちの知らないところで怪我をしてきたことに文句を言った。

『ごめんね？』

「今度の休暇、家に泊まり来てくれたらチャラにしてやるよ」

「母さんにももう伝えてあるからな！」

『え？まぁいっか、ロンもジニーもいるし……』

「なんだよ、俺たちよりロニー坊やとジニーかぁ？」

『何よ、2人とも可愛いじゃない。ロン！おいで！』