光【37話】 ページ45
貴方side
べ「そんなに化け物じゃないっていうなら、怪物だって証明してあげるよ。」
そう言って、ベロニカ様はポケットから紫色のネックレスのようなものを出した。
そしてそれをメリオダスの方に向けた。
べ「女神の琥珀────！」
ベロニカ様がそう呟いた瞬間、その女神の琥珀とやが、光を放った。
私は瞬時に察した。
このままじゃメリオダスが危ない！！
恐らく私の考えが正しければ、あの琥珀は
魔神族などの邪悪な存在を石の中に閉じ込める物だ。
なら邪悪とは程遠い女神族の私がメリオダスを庇えば────…
メリオダスは助かる！！
そう解釈した私は、光からメリオダスを庇った。
そうして、メリオダスは飲み込まれなかった。
───けど─…
『ふぅ…よかった……
…！？』
メ「っ！！
そこから離れろ、Aー！！」
一安心した時、私が琥珀に吸い込まれた。
なんだか一瞬のことで、よく分からなかった。
───────
メリオダスside
ベロニカが持っている琥珀から、俺にめがけて光を放った。
──が、
Aが俺を庇った。
そうして俺は飲まれることは無かった。
俺とAが一安心したその時、
琥珀から今度はAをめがけて光を放った。
メ「っ！！
今すぐそこから離れろ、Aー！！」
俺が言った時にはもう遅かった。
Aは、俺を庇ったせいで自分が飲み込まれた。
べ「…は、はははは！！
やっぱりだ！やっぱりAは化け物なんだ！！」
エ「そ、そんな……
やだ、A！違うよね…？」
エリザベスは涙を流しながら琥珀を胸に当てている。
メ「っ…お前……！！
Aに何をしたぁ！？！？」
べ「何もしていない。この琥珀は、邪悪な存在。
いわば化け物を取り入れる。
つまり、お前らが化け物だったって事さ。」
ﾌﾟﾂﾝｯ……
その時、俺の中で何かが切れた。
ｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞ……
何かが俺の中でざわつく。
俺の意識はそこで途切れた。
────
─
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 273人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リムル - 微笑ましい恋話 (2019年6月19日 7時) (
レス) id: d40eb6a1c0 (このIDを非表示/違反報告)
カナリア - 見てて楽しいですね (2018年8月15日 2時) (レス) id: 207c22caf3 (このIDを非表示/違反報告)
mikariro(プロフ) - ですが、続編等を恐れ入りますが見て頂ければ分かるのですが、このシリーズ1でも途中から絵文字や追加設定はなるべくしてないので……。はい、まだまだ未熟者ですがこれからも是非この作品をお願いします！！ (2018年7月15日 23時) (レス) id: f0698d3d79 (このIDを非表示/違反報告)
mikariro(プロフ) - 明日きっといい日になるさん» わざわざコメントをありがとうございます！！はい、この頃は初心者……と言ったら言い訳にしかなりませんが、絵文字を使う事にハマってまして… (2018年7月15日 23時) (レス) id: f0698d3d79 (このIDを非表示/違反報告)
明日きっといい日になる - コメント失礼します。あまり絵文字とか途中設定とか入れるのやめたほうがいいですよ。 話がすごい面白いのでこれからも更新頑張ってください！！ (2018年7月13日 4時) (レス) id: 5752022a03 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mikariro | 作成日時：2017年12月9日 15時
