All you 40 . ページ41
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「 Aちゃん 、あのね ! 」
隣にいるのにも
流石に全部一緒な訳でもないらしく、
移動教室とかは私の所へ来る舞花 。
お昼ご飯 、
そして登下校 、は絶対に一緒みたいで 。
まんざらでもなく、
舞花は幸せそうに笑ってて 、
胸がチクチクと痛くなるのは必然なのかな .
瑞稀もいつも通りに話しかけてくれる 、
少しだけぎこちないけど
前みたいな友達の関係は維持されていた 。
変わったのは 、
.
「 ごめん 、
ちょっとどいてくれない? 」
.
涼の方だった 。
女の子を連れることが少なくなった 。
「 Aの一途さ
いいな 、って思うんだよな 。
だから 、
俺も好きな子にそう思われたいから 。」
といって 、
一緒に居るのは男子が圧倒的で 、
その女の子は愛されてるなあ … 、って
羨ましくなった .
… 隠れてキャーキャーは多くなったけど 、ね笑
そんな少しだけ変わった日常 .
今日も平和に終わればいいな 、
そう思ってたのに
女の子の特有の日 、
お腹が痛くて張り裂けそうなのに
貧血も重なってもう正直フラフラだった .
でも
取り繕うのだけ上手いから
皆 、誰も気づいてなくて 。
「 どうしよう … 、
頭痛い 、しんどすぎる 。 」
ふと 、漏れた声に
唯一知っている舞花は心配そうに
背中をさすってくれる 、
「 A … 大丈夫 ?
保健室行かないの ? 」
「 きついけど 、頑張りたいかも 。 」
「 私 、湯たんぽでも貰ってくる!! 」
そう駆け出してくれる
舞花はやっぱり優しい女の子だった 。
でも 、
その優しさに浸ることもなく
頭は痛くなる一方で 、
もう少しで教室 、
そんな手前に
グラり
視界が揺らぐ .
「 お ッ と !!
お前あの日かよ 、無理すんな 。 」
「 優斗 … ッ 」
私のヒーローの優斗は
倒れそうになった体を支えてくれて .
「 我慢できるか ? 」
恥ずかしいけど
背中に乗せてもらった 、
温もりでそう気づいた頃には
私は意識を離していた .
.
「A ? 」
彼の顔はまた 、歪んでしまうのに .
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桃色あかねん。 - すごい胸きゅんしてます。続編楽しみにしてます! (2018年8月9日 12時) (携帯から) (レス) id: db0fe74323 (このIDを非表示/違反報告)
葉月 あおと(プロフ) - ほのかさん» ほのかさん コメントありがとうございます!嬉しいお言葉まで幸せです!もっとキュンとして頂けるようなお話をかけるように頑張るので、これからもよろしくお願い致します! (2018年8月3日 0時) (レス) id: b75f4a6c07 (このIDを非表示/違反報告)
そら - このお話が今読んでる中で一番好きです。次の更新も楽しみにしています。完結まで頑張ってください!! (2018年7月28日 8時) (レス) id: c54b05c5e5 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか - 胸がキュンキュンします。このお話大好きです!更新楽しみにしてます。頑張ってください! (2018年7月9日 18時) (レス) id: 612b347a04 (このIDを非表示/違反報告)
葉月 あおと(プロフ) - あかりさん» あかりさん 、嬉しいお言葉ありがとうございます。41は私もお気に入りなので、そう言っていただけで本当に嬉しい限りです!もっとカッコイイ橋本くんをお届けできるように頑張ります! (2018年6月14日 21時) (レス) id: b75f4a6c07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葉月 あおと | 作成日時:2018年3月15日 20時