全ては君でした ．【Ryo.Hashimoto】

All you ６ ． ページ7

ヒロインより優先されちゃった ．





なんて 思っちゃったのがツケにきたのかな 。








「 Aちゃん !!



ごめん 、

瑞稀くんとお弁当食べる約束しちゃったの ！ 」



「 良かったじゃん !!


いっておいで 。 楽しんで！ 」



「 ありがとう ！ 」











日に日に仲良くなっていく 、２人 。









『 LINE交換しちゃった ！ 』


『 今日の髪型 、可愛いって言われちゃった。 」


『 今度ね 、一緒に帰る約束できたの 。 」











嫌でもわかってしまう







上手くいってるんだなあ … って 。









「 あっれ 、A 、

桃野さんは ？ 」


「 井上と屋上 。 」


「 まじかよ 、いねえとおもったわ 。」



「 なんなら、A一緒に俺らと食べる？



な 、はしもっちゃん 。 」




「 お 、いいじゃん 。」







ほかの女子と食べようと思っていた矢先


ノートを借りにきた優斗が


一人の私に気づいてくれた 。









3人の定番らしい中庭に行くと






ガツガツとその細い体のどこにいくんだ、


ってぐらい食べる



ハムスターのような頬の



優斗が ふと思い出したように呟く 。






「 みずっくん 、



最近 桃野さんといい感じじゃね ？



羨ましい ー !!! 」






そんなKY野郎だったのわすれてた 。









「 やっぱ舞花だからね 。

釣り合うよね 、井上と 。 」



「 まあ 、確かにな 〜 。 」





あ 、前髪ぐしゃぐしゃしてる。




優斗の


少し嫌なことがあった時の癖だったりする 。









井上と舞花が上手くいってるから… ？







待ってよ 、



優斗まで舞花のこと見てるの 。









勘弁してよ 。



幼馴染まで取らないでよ 。











．









「 俺も仲良くなりてえなあ … 」
















ああ 、そっか 、




私は やっぱり あの子の隣だった 。

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