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爆「とりあえず、足りなさそうな道具だけメモしといた」
休憩がてら私がお風呂に入っている間にかっちゃんが全てを終わらせてしまった、よくできた子だ。
A「え感謝！！グループに送っとこー」
写真を投げつけたあとは、飯田くんに全てを任せた。
A「かっちゃんお風呂入って来なよ」
爆「帰るぞ俺は」
A「え、帰るの？」
てっきり一緒に泊まっていくものだと思っていた。
荷物をまとめ始め、姉に挨拶に行こうとするかっちゃん。
姉の部屋をノックしようとした瞬間、扉が開いた。
姉「A、勝己！お姉ちゃん今日彼氏の家泊まってくるね」
後片付けとか諸々よろしくー！と言って、足早に家を出ていった。
沈黙を破ったのは、かっちゃんの方だった。
爆「A、朝起きんの苦手か？」
A「うん、詰んだなって今」
爆「仕方ねえ、俺も泊まるわ」
私は朝がものすごーーーーく苦手で、小学生の頃からほぼ毎日遅刻ギリギリで起きている。
高校生になった今も、ギリギリ生活。
対してかっちゃんは朝が早い。
A「ほんと！助かる！！」
長い夜になりそうな予感がする。
A「かっちゃん、今日はゲームで夜更かしだよ」
爆「バカか」
頭を軽く叩かれる。
爆「風呂入ってくる」
下着とかはどうするんだろう。
疑問には思ったが、かっちゃんのことだしなんとかするだろうと思い、特に聞こうとはしなかった。
…………かっちゃんと2人でお泊まりとか、したことない。
いつもは姉がいたり、デクがいたり、親がいたり。
普通にやばくない？
いくら幼なじみでも男女だよ？
寝る場所どうしよう。
来客用の布団はあるが、姉いわく一度も使っていない。
使えるかすらわからない。
……まぁ、細かいことは気にせずに、なんとかなるだろう！
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作成日時：2023年11月2日 2時
