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得体8 ページ9

貴「え〜、何だったかな〜」
グ「おい、忘れてるとかねえよな」
貴「真っ逆〜、私はほかの吸血鬼とは違って人間の頃も前世の記憶も全部あるんだよ?」
グ「っは、その時点でバケモンだな。ところで、お前のくらいは?」
貴「あれ、君、フェリドから聞いてないの?」
グ「!?なぜをそれを…!?」
貴「ったく、あいつ馬鹿だな〜。えっとね〜、第七位〜」
グ「……その目は嘘だな。しかもわざとだ」
グレンがその言葉を言った瞬間。彼女の目が細丸のがわかった。
貴「さぁ、どうでしょうね。本当の位はこの世界で二人しか知らないからな」
その時の少女から発せられた声はとても低かった。その声から伝わってくる声は怒りが含まれているのがわかった。
貴「この怒りは何を意味すると思う?」
グ「……」
貴「君ならわかるんじゃないの。禁断のものに触れるんだよ」
グ「っは、吸血鬼までそんなことしてんのか」
貴「まさか、触れてるのはごく一部だよ。それに、お前の中にいる柊真昼もそうではないか」
グ「…なぜそのことを知っている」
貴「さぁ?呼び出して真昼に聞いてきたらどう?」
グ「後でだな。で、おまえはこの後は戦場観察か。ただその為だけにここまで来たと」
貴「あぁそうだね。ダメだったかな?まぁ、最近今までより退屈せずに済んでるっているのは実感してるね。退屈せずに済ましてくれているのは君たち人間なんだから。あ〜、ここまで人間と話したのは久しぶりだなぁ。なら…一人くらい殺したって大丈夫だよね?」
グ「!!お前…!!」
貴「あっはははは!!……」
彼女は殺しながら笑っていた。彼女が殺したのは門の前にいた、軍の中でもまぁまぁ強いくらいのレベルの人だ。そんな人物をあっさりと殺した。しかも笑いながら。
貴「君の眼に、僕はどう映ってるかな?」
グ「第七位に見えない嘘つき吸血鬼の化け物。だな」
貴「あは、こんな時に冗談を交えれる君はすごいよ」
そう言って彼女はグレンに背を向けて帰ろうとした。
貴「あぁ、それと最後に一つ。ここで話した内容は君のお仲間には見えてないから僕がどんな人物だったか話さないほうがいいよ。どうなるか分かんないよ。覚えとけ」
グ「はいはい分かってますよ。吸血鬼サマ」
貴「あと、戦場であった吸血鬼にも話すな。柊真昼お前なら予想がつくだろ?いやすでに知っているな。じゃあな」
そういって彼女は立ち去った。
グ「戦場で会った吸血鬼に話すなってどういうことだ?」
殻はただただそののことが不思議だった。

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設定タグ:終わりのセラフ , 吸血鬼 , 狂ってる   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:黒銀 | 作成日時:2022年1月31日 22時

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