ワインと月光と ページ33
『あ、東姉さんおかえりなさい』
東「ただいま。電話でもしてた?」
あぁ声が聞こえたのか
『いえ.電話は部屋にありますよ』
東「…僕もご一緒にさせてもらっていいかな?」
『お姉様のご意向とあらば…どうぞ?』
少し戯けた演技で椅子を引いた
『グラス持って来るね』
少し早足で俺はワイングラスと東姉さんの上着を取りに行った
東said
左京くんに言われてA君のところに向かった
いつもは怒ってばっかりだけど
かなり過保護だと思う
そう思いながらテラスに向かった
テラスには髪を下ろしている彼がいた
夜風に靡く彼の群青の髪
元々白い彼の肌とその髪と月光は見事に魅力を引き出し合っていた
耳をすませば小さな声で何かを言っていた
携帯は持っていないように見えるけど
「何してるの?」
東said終わり
ワイングラスを取り、
ガイさんから姉さんのカーディガンを貰った
なんかすっごいいい匂いする
…だめだよくわかんない
臭いには結構敏感なのになぁ
『姉さん、はい上着です』
東「ふふ、ありがとう」
ほんとこの人時々本当に男なのか疑う
まぁ大人ってことなのかもしれないけど
それから俺たちは静かにワインを飲みながら月を見ていた
最後の一滴になるまでお互いなにも喋らずただ静かに
俺はただ、あの人のことを思っていた
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ナナ - この作品、すごく面白くて好きになりました!もっと読みたいので、ぜひ、続編を書いていただけると嬉しいです!ゆっくりでもいいので、楽しみに待っています。宜しくお願いします。 (2019年1月16日 21時) (レス) id: c05e0eb5fe (このIDを非表示/違反報告)
作者 - お気に入り50人突破を記念してリクエストにお応えします!どんどんコメントして下さい!(割とガチ (2018年10月23日 22時) (レス) id: f2902d9f59 (このIDを非表示/違反報告)
六花 - かえでさん» コメントありがとうございます!お見せ出来る程のものでもないですよ(汗)? (2018年10月16日 23時) (レス) id: f551ce2ca0 (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - 可愛いかぁ見てみたいなー←初コメ頂きですっ!!応援してます頑張ってください (2018年10月16日 21時) (レス) id: 8aea4f5179 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楠木六花 | 作成日時:2018年10月3日 8時