俺の親は ページ19
それは俺が劇団に慣れ始めた頃
い「…あ」
『ん?どうした?』
俺は監督さんに敬語を止めろと言われたから敬語は使ってない
まぁそれを皮切りにほぼ全員タメ語で話すようになったけど
い「いや…えっと」
左「どうした、さっさと言え」
い「今更だけどA君のご両親に連絡入れてない…」
その言葉に兄貴の顔が曇る
そして気を使うように俺の方を見る
『あ〜…それは大丈夫』
い「え、なんで?もう連絡したの?」
『いや…俺親いないし」
い「…え?」
『…あんま思い出したく無いし…あんま言いたくないんだけど』
監督がハッとした顔になる
それからごめんねって言って出て行った…
あ、因みに今居るのは午後8時の談話室
即ち結構な人がいるわけで
その人数が静かだとなると
『…お通夜?』
左「…お前なぁ」
『ごめんごめん張本人が言うことじゃない〈prrrr〉あ、俺のだ
ちょっと外出るね〜』
そうやって俺はテラスへ行き電話に出る
《余計な事を言えばお前の命はないと何度言えばいい?》
A《電話に出てすぐそんなこと言われるなんて光栄です》
《ふざけるな!こちらはお前の命を握ってるんだぞ!》
『……』
電話を耳から話して空を見上げる
スマホから洩れ聞こえる声
この声は俺の上司
俺の所属する組織の幹部だ
『…《面倒くさい》』
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ナナ - この作品、すごく面白くて好きになりました!もっと読みたいので、ぜひ、続編を書いていただけると嬉しいです!ゆっくりでもいいので、楽しみに待っています。宜しくお願いします。 (2019年1月16日 21時) (レス) id: c05e0eb5fe (このIDを非表示/違反報告)
作者 - お気に入り50人突破を記念してリクエストにお応えします!どんどんコメントして下さい!(割とガチ (2018年10月23日 22時) (レス) id: f2902d9f59 (このIDを非表示/違反報告)
六花 - かえでさん» コメントありがとうございます!お見せ出来る程のものでもないですよ(汗)? (2018年10月16日 23時) (レス) id: f551ce2ca0 (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - 可愛いかぁ見てみたいなー←初コメ頂きですっ!!応援してます頑張ってください (2018年10月16日 21時) (レス) id: 8aea4f5179 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楠木六花 | 作成日時:2018年10月3日 8時