細い目。

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少しの間スニョンは後輩と喋っていた



その間にもどんどんと人は流れ込んできた



「*あの、すいません。この教室に行きたいんですけど」



「はい、この教室は2階の左から3番目です!」



結構お年がいっているおばあちゃん


お孫さんでも見に来たのかな



「*うーん、ありがとね」



WZ「A、案内してあげなよ」



「…うん!案内します!」



「*ごめんねぇ、お願いします」



お年寄りの隣を歩き教室まで案内した



「*お姉ちゃんありがとね、助かったよ」



「いえいえ!楽しんでください!それじゃ、私は戻ります!」



人が多すぎて思ったよりも時間がかかった



「早く戻らないと」



急ぎ足で戻ろうとしてもなかなか進まない


早く戻らないといけないのに


人が少ない方の階段をおりると



男子の集団がいた



「すいません通してください」



全然避けてくれる気配のない男子たちの間を



通ろうとする時腕を掴まれた



「"へぇー2年生??こんな子いたんだ!」



「え?!ちょっと」



「"俺結構タイプ」



「"えー、何お前もしかして好きになっちゃった?」



「"ねぇなんて名前?」



「今急いでるんで離してっ」



「"えぇーいいじゃん。ねぇインスタ交換しよ」



「嫌ですっ!!」



全然離してくれない


どうしよう



「ほんとに急いでるんです!離してください!!」



「"…はぁ、顔がいいからって調子乗ってんなよ」



はぁ、逆ギレ?!



先輩だからって!



というか今日ついてなさすぎる!!


もううざい


「調子乗ってんのはそっちだろ!離して!」



「"こいつっ!」



掴まれている腕をグッと握られた



いった



もう!!


「…いい加減にっ___」



「先輩、離してくれません?」



「え、あ…?」



目の前には大きな背中



ずっと見てきた



「スニョン…」



「"あぁ?誰お前」



離そうとしない先輩の手首をスニョンが掴んだ



痛かったのか先輩は腕を離した



「"いってぇな!何すんだよ!!」



声を荒らげる先輩に


いつもより低いトーンで



「すいません、こいつ俺のなんで」



「えっ」



「行くぞ」



グッとスニョンに手を引かれた



けど、向かう方は下駄箱とは逆で



「どこ行くの?」



「黙って着いてこい」



さっきと同じトーンで話すスニョン



何も言わずに静かに後をついて行った

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