細い目。

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ここまで来るとスニョンはもう引かないだろうな



…意思が弱すぎるけどもう




全部話そう



「告白された時…階段の数段で足踏み外しちゃって。


それでついたアザなのだからっ…」



「足踏み外してそんな所がアザになるのか?」



「変な落ち方しちゃったからかな」



「…嘘つくの下手すぎ」



「えっ、ちょっとスニョン!」



グッと引っ張られ



目の前にはスニョン



後ろにはドア



「そこまでして嘘つくのは、俺には関係の無いことだから?」



「…そういう訳じゃ」



「だったら言えよ。全部」



「…あの日」



告白の事、噂の事、服を掴まれ落ちた事



全て話した



「こういう事があったから、だからスニョンと関わるのを辞めようと思って」



「やっぱり避けてたんだな」



「ごめん、それしか思い浮かばなかった」



「俺じゃ、解決出来ないからか」



悲しそうに笑った



私から離れてベットへ腰掛けた




「ごめん、スニョン」



「元はと言えば俺が原因だろ」



「…だから、学校では関わらないようにしよう」



「それは嫌だ」



「なんで、」



「そうなっても変わらねぇよ。

ずっと一緒にいよう」



「でも、もっと酷くなるんじゃ」



「俺が近くに入れば何もできない。何もさせない」



「けど、迷惑かけ…」



「Aが怪我する方が迷惑だから」



鋭く睨まれた


虎みたいだななんて



「スニョンはそれでいいの」



「俺はその方がいい。

お前が離れるくらいならずっと一緒がいい」



「なら、お願いします」



「ん、任せろ。Aから離れねぇから」




ニッと笑うスニョン



久しぶりに笑った顔を見た気がする


やっぱり落ち着く



「ありがとう」



「ん、別に。…じゃあそれ教えて」



浴衣を指差した


あ、そういえば着たままだった




「教える前に一旦脱いできていい?」



「別にいいけど、そのままの方が可愛い」



「…っ着替えてくる!」



バタンと部屋から出た



うるさい心臓の音



可愛いとか言われ慣れてないから心臓に悪い



その場で浴衣を脱いだ



下に洋服は着てたから




はァァ




てか、なんでこんなに




顔が熱いの

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