細い目。

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「…難しいなっ意外と」



家に浴衣があり、練習をしていた



自分自身に着せて練習だと



実際に着せるってなったらもっと難しいかな




「これをアレンジか」



紐とかスカートとか組み合わせてみよう



調べながら、色々試してやっていくうちに



だいぶ出来るようになった



「よし、結構いい感じ!」



普通に浴衣を着て、その上にロングスカートを履いた



うん、和モダンっぽくなったかな



時間を見るともう数時間たっていた




そろそろ片付けよう



紐を解こうとした時チャイムが鳴った



「うわ、どうしよう紐が取れない!」




仕方ない、これで出るしかないか…



階段を降りて


玄関を開けた



「…どうしたの」



「いや、上手くできなくて、教えてもらおうかなって」



浴衣を持ったスニョンが立っていた



紐とかがぐちゃぐちゃになってて



いっぱい練習したんだろうな



「…っあはは!」



「なんで笑うんだよ、とりあえず部屋行くぞ」



「あっちょっと!」



どんどん部屋に向かって行き


その後をついて私も部屋に入った



「お前もうそんなに着れるようになったの?」



「まだ、ぐちゃぐちゃだけど大体はわかった」



「ふーん。…A」



「え?何、急に」



スニョンはじっと私の顔を見ていた



「どうしたの?」



「家では普通に接してくれるんだ」



「あっ、いや」



「女子達だろ、見てりゃわかる。


だから避けたんだろ?俺の事」



わかってたんだ


屋上で聞いてきたし



感がいいスニョンが気づかないわけないか



「ごめん。これ以上危険な目に…変な事言われたくないからさ」



ハハッと笑った


スニョンを見ると眉間に皺を寄せていた



「どうかした」



「何、危険なことって」



「ただ言い方間違えただけっ」



「そんな間違え方しないだろ


何があったんだよ。言え」



「ほんとに、平気だって。何も無かったって」



「じゃあ、なんでここにアザできてんの」



トンっと鎖骨を触るスニョン


浴衣の隙間から見えたんだ



「それは、ぶつけた」



「ぶつけただけでこんなにならねーよ


いい加減吐けよ何された?」



声のトーンが下がった


怒っちゃった

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