細い目。

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「…いった」



数段だとしても

階段から落ちたことに変わりはない



「はぁ、もう本当に嫌だ」



とりあえず教室に行かなきゃ



痛む足をかばいながら歩き


教室へ向かった



「…スニョーン!スニョンの言った通り告白された」



教室に入るとスニョン一人しかいなかった


机に突っ伏していた



「…遅せぇよ、で返事は?」



「もちろん断った。初めて話した男子だったし」



「ふーん、…お前転んだ?」



なんでスニョンってこんなに感がいいんだろう



「転んでないけど??なんで?」



「…いや、ここが汚れてたから」



肩を指さすスニョン



さっさと汚れを払い落とした



「屋上のドアが汚れてたからそこに当たったのかも」



「…なんかされてないだろうな」



「はぁ?何もされてないけど?

いいから帰ろ」



「…ん」



鞄を持ち下駄箱へ向かった


下駄箱で靴を履き替えていると



"あいつだろ?誰とでも付き合う女って"



"へぇー俺も告ろっかな"



「…っ」



あの女子達だよね


噂流したの



それ以外考えられない



他クラスにまで広がってるって相当めんどくさい



どうにかしないと



もっとめんどくさくなる



「おい、A!」



「いっ…、な、なに?!」



肩をぐっと掴まれ思わず痛くて声が出た



やばい気づく??



「お前なんかあったろ。ぼーっとして」



「いや?何も無い。早く、帰ろう」



「…」



無言が1番怖い



その後も家に着くまで会話は無かった




「じゃあな」



「うん、じゃあね」



「…なんかあったら言えよ」



「ありがと、それじゃ」



バタンっとドアを閉めた



「おかえり、今日遅かったじゃない…

って大丈夫?足アザできてるわよ」



「あ、ほんとだ。湿布ってあったっけ」



「あるけど、貼ってあげようか?」



「いい、自分で貼るよ」



母から湿布をもらい自室へ



ワイシャツを脱ぐと

階段から落ちた時に痛かった部分があざになっていた



「最悪」



足にもあざができていた



「うわっここ腫れてる」




足首は腫れてた


痛いところに湿布を貼った



ここまで来ると



さすがに焦る



あの女子達をどうにかしなきゃ




「けど、どうにかって…あっ」



女子達は私がスニョンといるのを妬んでるんだよね



だったらスニョンと関わらなきゃいいんだ



一切

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