細い目。

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｢おはよー!｣



教室にスニョンが入ると



一気に騒がしくなる




相変わらず人気者だね




男女から人気なスニョン



男子とは騒いでたりするけど



女子とはそんなに関わってない




女子は陰で見てる




スニョンを好きな子は沢山いるんじゃないかな




だから、



学校ではあんまり話しかけて欲しくない




スニョンの席は窓側




私の席は廊下側で運良く離れたから良かった




｢ふぁーあ…眠っ｣




ガラガラっとドアが開き先生が入ってきた




｢"席つけー。出席取るぞ｣



SHRはすぐに終わった



1時間目の授業の準備をしていると




｢これありがとな｣



｢あ、うん｣




朝貸した課題をスニョンが机に置いた




｢分かりやすかった。またよろしく｣




ポンと頭に手を置いてから



自席へ戻って行った




そして直ぐに聞こえる女子の声



"幼馴染だからって調子に乗ってるよね"



"どうせ媚び売ってんでしょ"





妬みなら他でやってくれ



生まれた場所



生まれた年が一緒で



親も仲が良くて




全部私がどうこうできるものじゃないんだから




｢鬱陶しいな｣




こういうことが多すぎる



少しでも話せば妬み





だったら話しかけに行けばいいじゃん


人の事ばっかり妬んでないで





…あーあやめよう



寝不足だからか




無性にイライラする




｢はぁっ…｣




チャイムが鳴った



1時間目開始の




｢"おはようー。じゃあ号令かけて___｣




いつもと変わらない




普通の授業




だけど、眠くて仕方ない



｢"ここは__の公式を使って｣




あーもう寝よう


ノートは後で誰かに借りよ




眠い!



腕を枕にして



机に突っ伏し




廊下の方を向き目を瞑った

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